ほんもんぶつりゅうしゅう

仏教用語・信行用語

しゃくぶく
折伏
 折伏の語義は「破折屈伏」という。「折」は破邪の意で、間違った考え方をうち破ること。「伏」は顕正の意で、正しい道に帰伏せしめ、導き従わせることをいう。末法は方便権教の教えに執着している諸宗の誤りを指摘する必要と、未下種の凡夫に妙法を持たしめる必要から折伏行を重視するが、折伏はあくまで慈悲の表われであることを弁えなければならない。