2023-10-26 20:57
令和5年 信立寺(体験談)
■信立寺 Tさんの発表
ありがとうございます。
私が部の方の娘さんをお教化させていただいたことをご披露させていただきます。ご両親はご高齢でお父さんが先に亡くなり、少し間をおいてお母さんが亡くなりました。ご両親は、毎月お家に伺っていたのでよく知っていますが、娘さんがいたことは知りませんでした。
娘さんには、お通夜の時に色々とご信心のお話をやさしくお伝えしました。
「世間でも先祖供養という言葉がありますね」とお話すると「そうですね」と言ってくれました。「これから納骨、一周忌、三回忌と続くので、御住職にもお世話になるし、私も一生懸命ご奉公させていただきますね」とお伝えすると、「お願いします」という返事でした。これはお教化をさせていただかなくてはと思い、お教化の紙を出して、記入の仕方や護持会費のお話もさせていただきました。強制するような言い方はせずに、やさしく丁寧にお伝えすることだけを心がけました。
次の日は告別式です。色々お見送りのご奉公が終り、娘さんが私のところへ来て「色々とお世話になりました」と挨拶に来てくれました。このまま帰ってしまうのかな？と思いましたが、娘さんから「昨日のお教化の用紙をください」と言われ、その場で住所、名前、電話番号を書いてくださって、護持会費もキチンと納めてくださいました。
お教化が出来たことが本当に嬉しかったので、このとき心の中で御題目をお唱えしました。私は毎日のお看経の言上で、一番初めに必ずお教化のご祈願をさせていただきます。
やはり御法様は、本当にありがたいと、更に感得させていただきました。
ありがとうございました。