ほんもんぶつりゅうしゅう

第5支庁東京常磐布教区


2023-10-26 20:56

令和5年 妙晃寺(体験談)

■妙晃寺 Mさんの発表
ありがとうございます。
法灯相続四代目、私の信心について発表させていただきます。私の曽祖母、祖母、母はもともと信立寺さんに所属していて松戸への転居で妙晃寺へ転籍したそうです。その信立寺さんでの私の初めての信心体験談を祖母や母も喜んでくれていると思います。
さて、成人してからの私の信心といえば法灯相続の場合は普通のことでしょうが、母親の信心で御法様に守られているなとは感じてはいましたが、お会式のときに母に奨引されてお参詣する位のものでしたが、平成30年10月12日、母の突然の帰寂により大きく変りました。
その日、母は妙晃寺に朝参詣して本堂のお掃除の途中で気分が悪くなり、東葛病院に救急搬送されましたが、手当ても及ばず最期を迎えました。病名は胸部大動脈瘤乖離でした。
お寺では大変な騒ぎだったとお聞きしました。母の危篤の知らせを私の勤め先を調べて連絡していただいたり、在宅していましたが何度も電話に出られなかった病気の兄に連絡のため御住職が自宅まで来ていただきました。
また、事件ではないかとお寺に急行して来た刑事に母の介抱をして下さったご信者さんたちは何度も事情聴取をされたそうです。その当時は無我夢中で葬儀等ご回向をさせていただき、法灯相続をさせていただきましたが、今思い返せばこの出来事はお寺には大変ご迷惑をお掛けしましたが、母の命を賭けた願いを御法様が叶えさせていただいたものだと信じています。
遺された私たち兄妹が今から生き抜いていく為にはこの信心をお持ちするようにとの母の遺言であったと思っています。その時から、母親頼みの信心から自分自身の信心が始まったように思います。出来るだけお寺参詣を増やし、御法門を聴門し、先輩ご信者にご指導を仰ぎ、色々なお役やご奉公や財のご奉公も進んでさせていただくように努力しています。
今は病気の兄の正法帰入・法灯相続が私の願いです。10月9日の本山大法要にお参詣させていただき、本山・宥清寺の御宝前に兄のお供え教化のご報告ができますよう頑張りたいと思います。この体験談にご住職より御教歌をいただきました。ありがとうございます。
〽申置事 更になし 信心を 相続しやれ 下種の大法