ほんもんぶつりゅうしゅう

清流寺


2023-06-16 15:27

本年度の歓尊会 無事奉修の御礼

5月14日(日)羽村別院に於いて、佛立第八世講有日歓上人御会式(歓尊会)が、好天の下、奉修された。本年の奉修導師は、当山教務部教務長の本庄日堂導師が勤められた。心配された空模様も、なんとかもちこたえて、好天のお計らいをいただいた。コロナ禍も緩和され、3、4年ぶりに、賑やかな参詣者で、ご供養が不足する程であった。
奉修導師のご法門は、「ありがとうございます」についてのご法門で御教歌何もよし人と生まれて要法にあひし縁は有難の身や「ありがとうございます」の根拠を示され、①生まれ難い人界に生を得た果報。②お出値し難いこの上行所伝のお題目にお出値できた果報。この二つの得難い果報に随喜させて頂くから、「ありがとうございます」のご挨拶が自然に出てくるのです。お互いは、この果報を身に体して日々のご信心に励まねばなりません。
開導聖人は、明治15年6月18日に表記のご教歌を詠まれ、「我身を顧み有難う存じますると口ぐせに申せ」と仰せられております。御指南「これは何も我身に今は顧ひなし、御経には人身は得難し、此上行要付の御題目には値難し、乃至、我等凡夫の極悪人、如来の御慈悲にもれざりしやと、我身をかへりみ、有難う存じますると口ぐせの様に申せと云ううた也」と仰せられております。お互いご同前は、随喜の心で、日夜ご信心に精進させていただくことが肝心です。