ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-07-19 11:50

7月19日の「毎日ぶっきょう」

物事の達成、未達成の話をする時に「井戸掘り」を例えにすることがあります。井戸を掘り当てるには、何はともあれ《掘る》というアクションが不可欠です。ただ、そうは言っても小さなスコップで掘ってるようでは全く間に合いません。じゃあ、重機を使って掘れば万事OKかというと、怠けがちだと間に合わない。つまり、ちゃんとした掘り方で毎日コツコツ続けるということが大事なのです。

 

しかし、それだけで井戸が掘れるかというと、残念ながらそうではありません。水が出やすい場所から掘り始めないと、途中で硬い岩盤に当たることもあれば、余計に深く掘らないと水脈にたどり着けないこともあり、容易ではありません。これは人生においても同様で「とにかく毎日コツコツやってればそれでOK!」というものではなく、的を射た正しい努力であることが必要不可欠といえます。

 

「じゃあ、自分は今どんだけ的を射てるのか?」という話になるかと思います。そこで1つの判断基準となるのが「水が出そうな予兆あるか、どうか?」です。井戸掘りでいえば、始めは乾いた土であったのが、少しずつ湿り気が出始めて、それが次第に強くなっていき、それこそ泥になってくればゴールは目の前です。そういう実感が伴っているか、どうかを感じ取りながら、前に進めていくこと。

 

もちろん、今の努力を信じて貫き通す、最後までやり抜くのも大切なことです。しかし、結果が伴っていないのであれば、必要な努力ができていない可能性もあることを忘れてはならず、目の前の結果から軌道修正することも必要不可欠。目指す成果を見据えて努力する、目の前の成果を見て努力の仕方を変えていく。この繰り返しによって的を射るようになり、見事ゴールにたどり着けるのです。

 
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