ほんもんぶつりゅうしゅう

2022-05-06 12:00

「老少不定〜人生は常に死と隣り合わせ〜」忙しいあなたに1分で御法門【vol.33】

仏教では「老少不定(ろうしょうふじょう)」といって、人の生き死にに年齢は関係ないと教えます。つまり、必ずしも年齢が高い人から亡くなっていくわけではなく、たとえ若い人や小さな子供であっても命が終わる可能性があるのです。
そもそも、生きると死ぬは二つで一つ。この世に生まれなければ死ぬことはありません。しかし、一旦この世に生まれたら、その瞬間から死ぬ可能性が出てくるのです。まさに、この世で生きているものにとって死は常に隣り合わせであり、人生の延長線上のどこかにあるのではありません。
そのことを忘れずにいてこそ、正しく今を生き切ることができるのです。
*次回は5月13日(金)12時に更新!