隆宣寺

善い事をするのは素晴らしいことですし、善い事をするように奨励することは更に素晴らしいことです。そうやって自他ともに善い行いを心がけ、コツコツと積み重ねていけば、自然と世界は変わっていきます。そう思うと、自分が善い事をしないばかりか、人が善い事をしようとしているのを制止するのは大きな罪です。

法華経には「軽善(きょうぜん)」「憎善(ぞうぜん)」「嫉善(しつぜん)」「恨善(こんぜん)」と説かれていて、善い事をしようとすると「軽蔑(けいべつ)される」「憎(にく)まれる」「嫉(ねた)まれる」「恨(うら)まれる」という障害が起こり得るし、自分自身が人を軽蔑したり、憎んだりする過ちを犯す可能性があると教えます。

人の善い行いを見聞きした時、素直に「すごいなぁ」と感動できたり、「頑張って！」と応援ができたり、「いつしか自分もそうなりたい！」と思えたりする、純粋で、真っ直ぐな心になっていきたいものですね。自分の善い行いが誰かを変える、世界を変えていく、そういう思考・行動パターンで生きてみましょう♪