ほんもんぶつりゅうしゅう

2020-10-02 10:02

10月2日の隆宣寺日記

昨夜は「中秋の名月」でした。最近、月の存在を知った息子、なかなか面白い言動をしています。公園の帰り道、月を見つけると「あそこに行く〜!」と言って月の方角へ走っていきます。キラキラ輝く月が美味しそうに見えたのか「あのキラキラ、食べたい〜!」と言います(笑)なんか、いいですよね、こういうリアクション♪
 
でも、どんなに走っても月にはたどりつけないし、月は絶対に食べられません(笑)これと同様に、私達がどんなに頑張っても、どんなに知識や技術を駆使しても、絶対に手が届かない、理解が及ばない、その価値を知ることができない物事があります。そのうちの1つが仏様の悟りである《この世の真理》です。これは仏様と同様に、全てを悟った場合にのみ知り得る、理解が及ぶ、価値がわかるようになるもの。
 
ただ、残念ながら私達は、仏様と同じように悟ることはできません。どんなに頑張ってみても、それは「月に向かって走っている息子」と同じです。じゃあ、私達には、どうすることもできないのでしょうか?もし、そうだとしたら《仏教》は夜空に輝く月と同じで、私達はただ観ているだけ。遥か遠い存在、どんなに手に入れたくても全く手が届かないものになってしまいます。
 
もちろん、仏様はそんな無慈悲なお方ではありません。むしろ、私達のために最大の慈悲を施してくださっています。そのお悟り全てを「南無妙法蓮華経」という声の中の込めてくださいました。つまり、仏教の全ては「南無妙法蓮華経」と声に出して唱える中に存在するのです。これが仏様の悟りに手が届く、その意味や価値がわかるようになる唯一の手段・方法。
 
なので「南無妙法蓮華経」の意味や価値などは、実際に唱えればわかるようになります。むしろ「南無妙法蓮華経」と実際に唱えなければ、何もわからない、何一つ得られない。これもまた「月に向かって走っている息子」と同じです。是非、お寺にお参りして「南無妙法蓮華経」と声に出して唱えてみてください。仏様の慈悲というものを理屈抜きで、心と体で感じ取れるようになりますよ♪
 
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