ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-07-09 10:39

7月9日の「毎日ぶっきょう」

仏教用語に【煩悩】(ぼんのう)というのがありますが、恐らく皆さんも聞いたことはあると思います。「煩(わずら)い・悩む」と書いて煩悩ですので、決して私達にとってプラスの状態ではありません。そこで問題なのは「何によって煩い・悩むのか?」「その原因は一体何なのか?」というところです。実は、その根本原因は自分自身の《欲》で、極論「自分が自分を煩い、悩ませている」ということ。仏教は「まず、そのことに気づきましょう!」という所から始まり「解決しましょう!」と発展します。

 

そう思うと「なんでもかんでも願い事が叶う」というのは、本来の意味からすると仏教的ではありません。かと言って「欲はダメだ!」なんて言い出すと、それこそ夢も希望もない話になってしまい本末転倒です。大切なことは「自分を苦しめないこと」であり、健全な欲を持って生きることが正しい生き方と言えます。仏教には、自分の欲に煩い・悩むことなく、より良い人生にしていくメソッドがたくさん詰まっています。自分にとってプラスにもマイナスにもなるのが《欲》ですから、正しく付き合えるようになりたいものです。

 

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