隆宣寺

運の良し悪しが人生を左右しますが、その運の良し悪しにも原因があり、その原因を作り出しているのは、自分自身であると仏教では教えます。つまり、自分次第で運の良し悪しが変わるし、変えていけるということ。「偶然」「たまたま」という言い訳はやめて、仏教のある人生を送り、運の良し悪しですら自分の責任でコントロールする生き方に変えていこう！

その上で重要なことは、どういう人と時間と行動を共にするかという点です。《自己研鑽》という側面で考えれば、自分よりも優秀な人と付き合うようにすれば、その人の影響を受けて、自然と自分自身も向上していくことができるもの。人間関係を選べないシーンも多々ありますが、だからこそ自分で選べるシーンでは、誰と一緒に貴重な時間を共にするか、誰と行動を共にして手本とするかは重要なことです。

一方《後進育成》という側面においては、自分自身が周囲に良い影響を与えられるように、自己研鑽を積みながら、後進の人たちと共に時間を過ごし、手本を示していくことが重要です。「後輩・部下が育たない」ということは、それだけ私達の影響力が小さいからかもしれません。それどころか、後輩・部下の成長を妨げる【悪友】になっていることすらあり得ます。周囲の成長度合いは、自分自身の評価でもあることを忘れず、常に研鑽し続けたいものです。