ほんもんぶつりゅうしゅう
2023年04月15日
最終日
ありがとうございます。4月9日、佛立アンバサダー・ディリーパ良潤師のご奉公は、第9日目、今回の最終日を迎えました。函館でのご奉公を終え、新幹線で横浜まで戻り、飛行機でスリランカに帰られます。実は、ご存知の方もそうでない方もおられると思いますが、佛立アンバサダーのご奉公は、日本に入国する時、JRのJapan Rail Pass という切符を取得して行われます。これは、外国人にしか取得できない切符で、たとえば2週間なら5万円くらい支払えば、その間JRが乗り放題になるというものです(ただ哀しいことに、新幹線のぞみだけは乗れません。ひかりです。それを利用して、佛立アンバサダーのお二人は、誰かにかしずかれることなく、誰にも荷物を持っていただくこともなく、たったひとり自分でリュックを背負い、自分でスーツケースを転がして、新幹線に乗り、JR在来線に乗り、日本全国を行脚しています。そしてお寺に泊まり、お寺やご信者さんのお家でご供養をいただき、本当に申し訳ないくらい、最小限の費用で動いていただいています。
そういう事情で、ディリーパ良潤師は、函館から横浜まで電車で帰られたのです(もちろんスケジュール上どうしようもないことがあれば、飛行機に乗ることもあります)。
ディリーパ師も、コレイア師も、それぞれにスリランカとブラジルのご奉公があるにも関わらず、身を粉にして佛立アンバサダーのご奉公に粉骨砕身してくださるのは、800年前、お祖師様(日蓮聖人)のお生まれになった日本という国のご弘通が、衰退しているようでは申し訳ない、少しでもお祖師様のご恩に尽くしたいという思いがあるからこそです。
今回アンバサダーを受け入れてくださった寺院のみなさまには、そのような思いが少しでも伝わったのではないかと思います。
ありがとうございます!
以下、良潤師から最終日のレポートが届いております。
「4月9日の今日は信照寺で朝参詣をさせていただきました。本日は信照寺の門祖会であり、4日間お世話になっていても布教区内の他のお寺等を回っていて、準備ご奉公の手伝い何もできませんでした。その為今日は朝参詣終わってからできるところだけでも準備ご奉公させていただこうかと思い、ご奉公者のご信者さんとお給仕をさせていただきました。
天気は曇りでしたが雨は降らず、盛大な御会式となりました。信照寺の御住職相馬お導師が奉修お導師され、先代の御住職夏井お導師もご出座なさっていました。私も出座させていただきました。
御会式の御供養後にこの4日間大変お世話になった信照寺様と今回のスケジュール中でお別れとなりました。アンバサダーご奉公ではほぼ毎日毎日新しいところで宿泊いただくことは当たり前のようになっていて、4日間同じ場所に寝泊まりさせていただきながら布教区のご奉公に回る事も珍しく感じました。お導師、奥様を始めご奉公者の皆様とお寺の玄関で記念写真撮ったり、遠く離れて行くまで手を振ってくださっていました。また是非ご奉公に上がらせていただく約束をして、関東へ戻りの新幹線に無事乗りました。この4日間布教区長の夏井お講師にも言葉にできない程に大変お世話になりました。
今夜は函館から妙深寺まで帰らせていただきます。妙深寺で明朝の御法門、そしてインド、ネパール、スリランカ(INS)の打ち合わせを終え、帰国の荷物整理等をしなければなりません。