ほんもんぶつりゅうしゅう
2020年08月01日
ご信心の大事を母から教わる 五代目に受け継いでいけるよう励みます 照妙寺 笹田愛美
ありがとうございます。照妙寺青年会の笹田愛美です。
 本日は法灯相続四代目のご利益談をお話しさせていただきます。
 母子家庭で育った私は小さい頃からおじいちゃん子でした。物心つかない頃から朝参詣をする祖父に必死に泣きながらくっついてお寺参詣をしていました。お寺に行くと、お導師をはじめご信者の皆さまに笑顔で「まなちゃん」と声をかけていただけることがすごく嬉しかったことを覚えています。
 今考えてみるとお寺の帰りにコンビニで好きなお菓子を買ってもらえるのが嬉しかったのかもしれません。なので、お寺参詣することは自分の中では自然のことになっています。
 中学生を過ぎてからは、御宝前で毎日お看経をあげる母の姿を見ていました。寒参詣や夏期参詣は開門参詣をして毎日の御宝前のお給仕やお看経、御法門を聴聞することの大切さを母から厳しく教わったことを思い出します。思春期で反抗期だった頃は素直に聞けない時もあり、何度か母とぶつかったこともありました。
 高校受験や看護師国家試験など何かを乗り越える時は大きな不安もなく常に御宝前に守られているような感覚でいられました。それは、母が毎日のお寺参詣とお看経をしてくれていたおかげだと思っています。
 社会人になり実家を出て1人暮らしをするタイミングで御本尊をお受けさせていただきました。毎日のお給仕をしてお花をお供えし、母に写真を送ることが楽しみの1つでした。勤務地は横浜だったので休みの日には照隆寺にお参詣させていただくこともありました。
 最近は、御会式や御講、団参にも積極的にご奉公させていただけるように心がけています。青年会では、榎本みゆきさんに教わりながら財務のお役をさせていただいています。
 恥ずかしながら、大人になった今、母は大切な家族を想い御本尊に向き合っていて、私は大きな愛に守られてきたんだと気付かされます。私もいつか家族ができた時、母がしてくれたように大切な人を守っていけるよう自分の代で終わらせず五代目として信心を受け継いでいけるようにしていきたいです。