ほんもんぶつりゅうしゅう
2024年01月15日
令和6(2024)年寒参詣第10日目
第10日目 初心の位=法体の折伏をするための御題目口唱に励もう=
御教歌 よの人の 耳にきこえて 妙法を 唱ふる声を 折伏といふ
大意 私どものさせていただく御題目口唱(お看経)の声には、世の人とご信心とのご縁を結ばせるお折伏のお力が具わっています。  このお力を「法体の折伏」といいます。私どもは、このお力が顕れるよう、他の人を随喜させる御題目口唱と信行御奉公の姿を心がけ、日々、信心増進に励むことが大事とお示しの御教歌です。
御指南 「折伏教化は得せざる故に。南無妙法蓮華経と。となへて。人の耳にもふれ。一心に信心して。」 (信心修行浅深抄・扇全十五巻三九三頁)
御指南 「南無妙法蓮華経の文字に心を止めて、声をはりあげ唱へて、我声を我耳にきくように唱べし。外の音の障りに成らぬよう、太鼓拍子木はもっとも弄引となる也。所詮願成就には、一心に成らでは叶ふべからず」 (一心受持口唱ノ指南・扇全二十七巻一九〇頁)
御指南 「太鼓三挺、拍子木十挺、御題目の梵音声つぶれたり。さわがしきが信心と思うべからず。又法体の折伏は殊勝なるが宜し。」 (開化要談 十・扇全十三巻二六三頁)