ほんもんぶつりゅうしゅう
2024年07月01日
令和6(2024)年夏期参詣御法門第10日目
第10日目 御題目こそが第一の良薬と思える人
御教歌 信心と 口にはいへど こゝろには 御題目より 医者のお薬
大意 信心が第一と口には言うけれども、その本心では、御題目よりも医者の薬の方をよほど大事と思っている。そのような人をまことの信者とはいわない。とお誡めの御教歌です。
御指南 「諸の薬をととむるにはあらず。第一の良薬ありといふ事を教え給えるなり。此一大良薬のふしぎ自在の功能を頂きては、さらに他の薬をただやるといはれても、此妙味をしりたる上は。たれか服するものあらんや。此御味いをしらぬ故にいうこと也」 (真実の題目の行者と申す事・扇全十一巻二六〇頁)