ほんもんぶつりゅうしゅう
2024年01月18日
令和6(2024)年寒参詣第13日目
第13日目 初心の位=御導師や御講師にお仕えさせていただこう=
御教歌 慢心の おこりはじめや 師を捨て おのれ師匠に ならんとぞする
大意 凡夫とは、大なり小なり、みんな自惚れがあります。その自惚れが高じて、慢心になるのです。慢心すれば、良い教えつまり御法門も耳に入らなくなります。師を軽しめ、師の教えを聞かなくなります。そして、自分が師になろうとするのです。慢心の用心が、佛立信心の急所です。御教えを説かれるお教務を軽んずる心が起こり始めたら、慢心が起こった証拠であるとお示しの御教歌です。
御指南 「慢心は未だ得ざるを得たりと思ふが慢心也 芋なれば煮へぬ芋を煮たりと思ひて人に。ごりごりをくはせるが如し」 (開化要談・扇全十一巻三六九頁)
御指南 「不軽品に云 信伏随従。本門流通也 仏道を行せんには師に仕うるにはしかずと云々」 (開化要談・扇全十一巻三六九頁)