ほんもんぶつりゅうしゅう
2015年01月23日
乳癌の早期発見の御利益
第9支庁・松風寺 藤川宣子さん(仮名)
 
 
 ありがとうございます。平成14年1月30日、私は市の保健所の検診を受けました。そのとき初めて、マンモトームグラフィーという、乳房を挟んで調べる機械で乳癌の検査をしたのですが、そのとき、若い頃に乳腺炎をした場所が石灰化していることが分かりました。石灰化というのは、癌細胞が死滅してできることもあるそうで、早速病院で精密検査を受けるように言われました。気にはしながらも、病院へ行くのを延び延びにしておりましたら、再検査を促す通知が来ましたので、8月に入って日赤に検査に行きました。病院では、なぜ半年も検査に来なかったのかと注意を受け、再びマンモトームグラフィーの検査を受けました。
 
 年が明けて、今年の2月24日に、石灰化した場所の経過を診るため、3回目のマンモトームグラフィーの検査を受け、4月16日には組織を調べるために一泊入院して、マンモトーム生検を行いました。
 
 ところで、このマンモトームグラフィーという機械は、まだ四国には1台しかないそうですが、お陰で手で触れても分からないほどのゼロ期の乳癌を見つけていただくことができました。そして、善は急げで、早くも5月22日には、石灰化した部分を切除手術をすることになったのです。
 
 癌といえば、病気の中でも怖いイメージがありますが、病院ではきめの細かい治療と安心のいく看護があり、その上、私には御題目様という何よりの支えがありましたので、まったく不安はありませんでした。
 
 手術の方は、切除範囲を超える乳癌であれば、乳房を切除するとの事前の説明がありましたが、これもお陰で範囲内でしたので、ごく小さな手術となりました。手術後は、予防のために25回の放射線治療を受けましたが、それ以外は特に薬もなく、また入院も5月20日から26日までの1週間と、ほんとうに軽く済んだのです。
 
 こうして楽に治療を終えましたのも、婦人会長の森さんが皆様に呼びかけて手術中にお助行をしてくださり、大勢のご信者様、また組内の皆様の志篤い御題目を頂戴したお陰と有難く感謝いたしております。乳癌の方も、あと半年から1年経つと順々に大きくなり、危険な状態になっていたと説明され、御法さまのお護りをいただいて早期発見のお計らいがいただけたことに、心から御礼を申し上げた次第です。
 
 今は、これからもご信心を改良し、精一杯御奉公させていただかねばという思いを新たにしております。最後に御導師さま、奥様、お教務様方、そして多くのご信者様方にお見舞いいただき、また温かい励ましのお言葉をたくさん頂戴しましたことを、この場を借りてお礼申し上げます。
誠に有難うございました。
 
平成15年9月14日発表