ほんもんぶつりゅうしゅう
2024年05月01日
2支・本成寺 門祖会に併せて 権大僧正 日鏡上人3回御忌を奉修
去る3月31日、2座にわたって門祖会、併せて令和4年3月31日、法寿92歳でご遷化された先住・権大僧正日鏡上人の3回御忌を、大和高田本光寺・高橋日瑛師にお勤めいただきました。桜の蕾が少しほころび、暖かく、とてもよいお天気をいただいた御大会でした。
 田中伸一事務局長からは「次世代に確かなバトンタッチができるよう、家族でご信心に励みましょう。5月5日のこどもおえしきには、笑顔いっぱいのお寺となれるよう、家族で参詣いたしましょう」と挨拶がありました。
 住職・泉恒健師からは「コロナ禍が収まり、久しぶりに本堂にビッシリとお座りいただいての奉修です。それでもコロナ禍前を思えば、参詣のご信者が大きく減少しています。今年は3大会の寺内参詣750人という誓願を立てさせていただきました。信心増進を姿かたちに顕して、みんなでご利益がいただける本堂にさせていただきましょう」との挨拶がありました。
 奉修導師、高橋日瑛師からは「先住日鏡上人は『柔和質直』―心が柔軟で素直なお方、また『忍辱』―しっかりと辛抱を貫かれた御導師でした。日鏡上人にお喜びいただけるよう、ご奉公をさせていただきましょう。コロナを乗り越えて本成寺のご奉公が以前のように戻るよう、末寺の私たちにお手本を示す勢いを見せてください」と日鏡上人との思い出を交えて、本成寺教講に激励をいただきました。
 そして、第1座は「弘めむとおもふ心の一筋に   
お唱へ申せ妙法の5字」、第2座は「何事も過去のむくひときくからに みのりにあひしわが身うれしも」の御教歌で御法門を聴聞させていただきました。
 寺内参詣は672人、他寺院を含めた総参詣は728人でした。お祖師さまのまことの弟子信者となり、日鏡上人にお喜びいただけるよう、あらためて教講異体同心で信心改良、口唱の改良実践をお誓いさせていただく門祖会でした。