ほんもんぶつりゅうしゅう
2023年10月14日
1支・誕生寺 佛立第19世講有日裔上人の第7回御忌を奉修
第1支庁・誕生寺(住職・西村日要師)において、9月2日・3日の2日間に亘り、佛立開導日扇聖人御正当会及び佛立第19世講有日裔上人第7回御忌を奉修されました。
第1座は、当山住職のご奉修。特別回向言上の後、出座教務及び参詣者全員がお焼香をされ、日裔上人のご遺徳を偲ばせていただきました。
御法門では「口唱程不思議に妙な行はなし 其身はまめに心かしこに」の御教歌で、仏の教えを素直に心にとどめ、実行(御題目を伝える)することの大事を説かれ、お互い末法の凡夫でも、わが身わが心に大きな果報をいただくことができるとお教えくださいました。
第2座は、講有日良上人にご奉修いただきました。有縁の御導師方をはじめお弟子の出座を賜り、全14師での法要となりました。身分本衣・七条袈裟を着装された教務諸師が厳かに昇堂され、講有上人の磬(けい)の一鐘から1座法要が始まりました。特別回向言上(日裔上人第7回御忌)の後、奉修導師・出座教務・講有上人ご内室・日裔上人ご後室・親族・参詣寺院代表者・当山奉修本部長のお焼香をいただきました。
式典では、遺弟(華洛会)を代表して第1宗務支庁長の数野日意師より「偲んで」と題して師匠19世との思い出をお話いただきました。19世は青年層の育成、法灯相続に力を入れておられ、特に教務が苦労すればご信者も同調して良くなると、今思い出しても、いつも心の根の魂に響くお折伏をいただいたと懐かしんでおられました。
当山・永澤淳局長、当山住職の挨拶の後、講有上人より、お師匠(権大僧正日薫上人)が誕生寺にて大僧正日海上人(誕生寺第2世)よりお剃髪をいただかれたこと。お師匠と日裔上人はご遷化の日(9月2日)が同じ。まさにご因縁に他ならないと話されました。
御法門では「思へ人祖師御出世のなかりせば 御題目は誰が手よりきく」の御教歌をいただき、お祖師さまがいなかったら、誰から御題目をいただいていたか。お祖師さまのお陰で結構なご信心にお出値いできたことを教えていただきました。
当日は晴天の下、無事に奉修され、第1座94名、第2座176名、合計270名におよぶたくさんのご参詣がありました。
法要終了後は、御供養場に場所を移し宴席が設けられました。お弟子のお1人、奥山日典上人(妙典寺)より思い出のお話があり、布教区を代表して堀田日陽師(要乗寺)より献杯の発声がありました。
しばし歓談の後、誕生寺のコーラス・グループ「蓮合唱団ロータス」よりコーラスのご披露が4曲ありました。その後、本山宥清寺局長の栢森良道氏と誕生寺教務長の津村清種師、誕生寺事務局次長の松岡幸枝氏より思い出話がありました。最後に当山住職より御礼の挨拶があり終宴いたしました。
誕生寺教講一同は、6年後の第13回御忌に向けて、何をすべきかしっかり思案し、報恩ご奉公をさせていただきます。