ほんもんぶつりゅうしゅう
2024年02月23日
佛立防災アクションデー実施報告
令和5年9月、国内全寺院を対象に「佛立防災アクションデー」と題し、災害対策の実施を呼びかけました。日頃から災害対策について意識を高くして実践している寺院もありますが、事前の調査では、ほとんどの寺院が「災害対策について、特に何もしていない」「防災備品も備えていない」という状況でした。
全支庁に対して、令和5年11月末までに宗務本庁へ管内寺院の実施報告をお送りいただくようお願いしていました。現在、報告をいただいているのは、第2支庁28寺院、第3支庁15寺院、第4支庁12寺院、第5支庁28寺院、第6支庁22寺院、第7支庁14寺院、第8支庁7寺院、第9支庁4寺院、第11支庁6寺院、合計136寺院です。
実施内容は「宗門から配布されたDVDを参加者で視聴した」「地内の消防施設を点検した」「寺院、地域のハザードマップを確認した」「消防署職員から指導を受けた」「本堂の御本尊、御尊像のご遷座の訓練をした」と様々でした。
第5支庁では、支庁広報に実施内容を掲載される等、それぞれの寺院、支庁で工夫して災害対策の実施に取り組んでいただきました。
現在、宗務本庁総務局では、報告いただいた内容を取りまとめ、その内容を全寺院に共有する資料を作成、送付の準備を進めています。
地域によって発生する可能性がある自然災害は様々ですが、一様に地震発生の危険率は高いものです。今後も、年一度の災害対策強化の取り組み「佛立防災アクションデー」の実施を継続してまいります。
各寺院、教講各ご自宅において、より一層の災害対策強化の検討、実施をいただくようにお願いいたします。