ほんもんぶつりゅうしゅう
2023年09月01日
8支・信照寺 乞(こう)・講有巡教 開導会を盛大に奉修
7月9日、佛立第26世講有・髙須日良上人のご来駕をいただき「講有巡教・信照寺開導会」を厳修させていただきました。
 「講有巡教」は布教区単位で4年に1度お受けいただけますが、令和元年と今年と、第26世講有上人に2度もお勤めいただくことは、中級寺院としては稀なことであり、もったいなくも名誉なことであります。そこで「乞・講有巡教開導会」と冠して、第26世講有上人のお姿を通じて、開導聖人が「直(じき)」に信照寺にお出ましになられるという思いから「乞」という心組みでご奉公させていただきました。
 当日は晴天に恵まれ、随伴の宗務本庁広報局長・澤田日松導師、並びに久々に道内ご住職方のご出座をいただき、また道内各寺院より多数のご信者さんのお参詣をいただき、地元・他寺院合わせて345名のお参詣となりました。
 本年は年頭から御講有巡教の当日までに「高祖御降誕800年慶讃ご奉公、つづれ織り運動」教化追加誓願30戸の達成に向けて努力して参りましたが、力及ばず20戸の成就数でありました。残り10戸の誓願達成に向けて、「講有巡教」をお受けした功徳をもって、後期教化運動に精進させていただく所存であります。
 1座のお看経に続いて「住職挨拶」、「随伴・広報局長、澤田日松導師挨拶」があり、続いて慶讃結実の年・講有巡教記念として「信照寺特別表彰式」が執り行われ、婦人会会長の工藤アイ姉と慶讃記念事業推進本部長の山崎国一氏に表彰状と記念品が信照寺住職より手渡されました。
 御講有上人より「弘通興隆費」が下附され、住職と事務局長が謹んで賜りました。
 河野秀司事務局長より、「弘通興隆費下附」のお礼を御講有上人に言上申し上げ、更に慶讃記念事業と講有巡教記念における経過報告があり「信照寺の本堂は築40年を経過し、雪解けの時期ともなると雨漏りがするようになり、その対策工事として天井裏の結露防止として特殊資材の貼り付け、ウレタン吹き付け加工と、屋上から地上までの排水口の凍結防止として電熱線取付工事、そして信照寺会館も築30年以上となり老朽化が目立つようになったために、会館全面外装工事と災害に備え非常口階段改装の2つを主な慶讃事業とし、さらに寺内の窓枠を近代様式に取替え、北海道の寒波に耐える構造としました。霊堂階段と本堂玄関に転倒防止の手すりを設置するなど種々慶讃記念事業をすすめさせていただき、無事完了させていただきました。
 これ仏天のご加護はもとより、御講有上人の御高徳を頂戴できたものと、教講一同随喜いたしております」とのお礼の挨拶と経過報告がありました。
 御講有上人の御法門は「信心のまなこひらけばこの娑婆が 即寂光と見えわたるかな」との御教歌で「欲と迷いの心を捨て御題目をお唱えさせていただく事によって、社会全体が救われ、苦しみの世界としか感じられなかったこの世の中が、即そのまま、本当に美しい平和な寂光と感じさせていただける。余念なく口唱する時、経力によりて寂光は顕れる」とご教導を賜りました。
 今後は教講異体同心を旨として「講有巡教」をお受けした功徳をもって、後期教化運動に精進させていただき、ご弘通・法城護持の信行ご奉公に精進させていただく所存であります。