ほんもんぶつりゅうしゅう
2023年10月14日
京都佛立ミュージアム テラコヤスコラ「スリランカ×仏教」を開催
7月23日、京都佛立ミュージアム鳴滝ステージにて「テラコヤスコラ~スリランカ×仏教~」が開催されました。今回の講師は、佛立アンバサダーとして来日されていたスリランカ人僧侶ディリーパ良潤師です。
講演ではスリランカの基礎知識から始まり、コロナ禍のスリランカ国内情勢に合わせ、どのようなご奉公をされていたかお話いただきました。
日本と同じようにロックダウンされた中で、より深刻な燃料不足・薬品不足・食品不足で、とても不自由な暮らしをされていたそうです。さらに国内の経済危機もあり、本門佛立宗スリランカ教区支援活動プロジェクトとして「Lotus light」を立ち上げ、フードサポート・薬品サポート・子育てサポートをされています。
またスリランカ開教25周年を迎え、講演会のちょうど1週間前に、「清涼山大白蓮寺」という寺号公称されたことを報告されました。
本門佛立宗のグラウンドゼロである宥清寺にはスリランカはもとより、世界中で弘まるこの教えのルーツがあるとお話されました。
国内外でご奉公をされる中で「なぜ本門佛立宗か?」という質問を受けられることが多く、その際にディリーパ師は「宗教(組織)」と「信心」の違いをお話されるそうです。大白蓮寺は宗教団体ではなく、本門法華経の信心修行が実践できる場、それによりご利益が感得できる場であるとお話されるそうです。
日本でも無宗教観や宗教嫌いといった風潮がある一方、パワースポット巡りやスピリチュアルなセミナー・占いなどは人気があり、人々が抱えている不安や心の闇をどのように払拭すればいいのか悩んでおられる方が多くあります。今回の講演を聴講させていただき、日本のご弘通でも活用させていただきたいと感じました。
現在開催中の「大宥清寺展~京都北野の知られざる名刹~」は、10月9日にて終了いたします。ぜひ本門佛立宗のルーツである宥清寺の展示を1人でも多くの方にご覧いただきたいと思います。皆さんのご来館をお待ちしています。