ほんもんぶつりゅうしゅう
2014年10月01日
神戸布教区「夏期学校」を開催
去る7月26〜27日の2日間、神戸布教区では夏期学校を開催しました。再興されてから5回目になる今年は、中央区・教法寺が会場です。この夏期学校には、薫化会員を対象にした「こどもコース」と、こどもたちの親御さんや壮年会・婦人会を対象にした「おとなコース」の2つのコースが設定されています。

 「おとなコース」は、正食協会正食クッキングスクール師範科卒業の松本美紀さん(西宮・廣宣寺所属)による「マクロビオティック講座〜正しい食事で健康に!〜」で体質改善のための食事のとり方、野菜の切り方から玄米の炊き方などを教わり、玄米ご飯や豆腐のチーズケーキ、玄米クッキーを試食しました。40名近い参加者が、楽しく正しい食事を学ぶことができました。

 「こどもコース」はお寺に1泊します。参加者を3つの班に分け、小学校高学年の子たちにそれぞれの班長を任せました。今年の班長は、本法寺の廣瀬迅人くん、正法寺の山本七海ちゃん、大法寺の豊福茉央ちゃんです。先生役は昨年に引き続き、正法寺青年会の前田智子さんにお願いしました。最初はダラダラしていた子供たちが、人の目を見て話を聞く、返事をする、時間を守るといった社会で必要な要素を学び、どんどん変わっていく様子には目を見張るものがありました。

 初日は開校式から、昼食・工作(時計づくり)・映画鑑賞・夕看経と続きます。夕食は、子どもたちが自分で作る手巻き寿司。お風呂に入った後は教法寺の壮年会のみなさんが渾身の力をこめて作った肝試し。そこらの遊園地のお化け屋敷よりもスゴイ出来栄えで、肝を冷やしました。
 
 2日目は眠い目をこすりながら朝参詣。朝食後は信行教室として、思いやりを学ぶ授業と太鼓の叩き方の授業を受けました。子供の太鼓の上達は早く、閉校式では早速、子供たちに太鼓を叩いてもらいました。昼食のカレーの後はスイカ割り。そして自分たちでお寺を掃除して、感想文を書いて終了です。
 
 たった1泊2日でも、子どもたちは大きく成長するもので、これには大人も見習わなければならないと感じました。夏期学校は来年も開催予定です。参加者が増えることを願っています。たくさんの学びと、たくさんの友達を手に入れることができるでしょう。