ほんもんぶつりゅうしゅう
2023年08月13日
第234回 臨時宗会開き決算等を可決承認
主に令和4年度の宗務本庁一般会計や宗門諸機関の決算案を審議する第234回臨時宗会が、7月6日・7日の2日間を会期に開かれ、本山での開会お看経の後、宗務本庁に移動。
昼食休憩・議員点呼・開会宣言・講有上人の諭告・吉田日景宗会議長の宣誓・新井日現宗務総長の挨拶に続いて、主任監事・鴨田日舟師より財務監査報告の後、藤本日唱総務局長より2日目最後に上程を予定していた第358号議案「宗門組織改革実行の可否」議決の件について、議案の撤回がおこなわれた。
これは、宗会は立法機関であり宗務本庁が策定した施策の実施に必要な予算案や宗制改正案について審議をおこなうが、該当議案は具体的な予算案や条文改正案が示されておらず、宗会の議案として不適切であることを確認したもので、次回宗会に組織改革に必要な宗制改正案を一括上程し、その承認を求めることが組織改革実行の可否を求めることになる。よって今回、議案の撤回をおこなったものである。
従って次回、第235回臨時宗会は当初予定の9月27日から11月8~9日の2日間の会期に変更となった。
その後、議案審議に入り、佛立教育専門学校や佛立研究所、百万霊会等の宗門諸機関の決算案、令和4年度の宗務本庁一般会計収支計算書と財産目録、余剰金処分等の承認案が慎重審議され可決承認された。
続いて令和5年度の各種補正予算案、監事・丸山英夫氏(⑥常薫寺)の選定、明年7月の任期満了に伴う講有候補者推薦委員会委員に吉田日景議長・水島悟副議長が、委員候補者に中﨑日行教師会長・後藤一成信徒会長が、講有候補者推薦投票管理委員会委員に西村清良・野口清継・山下法人・寺尾隆博の各委員が、委員候補者に川手信興・鈴木日光・増永久志・鈴木俊生の各委員が、明年10月の任期満了に伴う宗務総長候補者選定委員会委員に吉田議長・水島副議長が、委員候補者に中﨑教師会長・後藤信徒会長が、それぞれ選出され、1日目を終えた。
翌2日目は、常任委員会報告がおこなわれ、特に「本山隣接地に関する提言 特別委員会」からより具体的に「隣接地を購入すべし」との意見が述べられた。その後、一部翌日回しとなった予算案を可決承認した後、「宗門組織改革について」のテーマで懇談会が開催され、いつもは発言権のない支庁長からも意見が述べられ、予定を1時間超えて有意義な議論が交わされた。
この議論も踏まえて、前述のように次回・第235回臨時宗会が11月8~9日の2日間の会期で開催されることとなった。