ほんもんぶつりゅうしゅう
2023年07月02日
海外弘通だより~アメリカ編 米国教区再起動へ向けて
長いコロナ禍を乗り越えて、海外教区でもご奉公の再開を期しています。
 米国教区はコロナ禍に加えて長谷川日堯教区長のご遷化もあり、この数年は苦難の時を迎えておりました。5月末、米国本門佛立宗 正法教会担任、ロサンゼルス組親会場担当の北﨑立耕師と共に、米国教区の最適化、再起動を目的として出張いたしました。
 宗門は米国教区のロサンゼルスとハワイに対し支庁の当番制を敷いて海外団参を実施し、こうした弘通支援をいただいて海外教区は法城を護持して参りました。しかし、高齢化やコロナ禍によって海外の弘通拠点も護持体制の更新や新しい弘通施策の実施が求められています。現地信徒の方々はもちろん、州法や税法に詳しい現地の専門家や有識者の方々とも面談し、最適化や再起動のための準備を進めることといたしました。
 ロサンゼルス組親会場と正法教会にてお給仕、お看経の後、小泉博氏(妙深寺)の教化子F・J・デサント氏と面談。彼は「トランスフォーマー」をはじめ、世界的なコンテンツのプロデューサーとしてハリウッドで活躍しています。教化後にガンを克服。懐中御本尊を肌身離さず護持。数え切れないほどの現証を頂戴したと多くのご利益談を語ってくれました。
 ロサンゼルス中心部にある三井住友銀行グループ・MANUFACTURERS BANKの宮川和久会長のオフィスを訪問し、建設的なお話をたくさん頂戴いたしました。宮川会長は四万十・寶泉寺の名田悦子さまの甥にあたり、昨年の巡回助行でお会いしていなければあり得ない御縁で、御法様のお力添えを感じました。
 また、神奈川布教区の別修法要でご利益談を発表した池津衣美さんのお宅にもお助行へ伺いました。長女の咲奏(さら)ちゃんのご利益だけではなく、第2子の妊娠初期に流産の危険があり、同じくたくさんのお助行をいただきました。臨月を迎え、あと数日で誕生するとのこと。正法教会のスコット由季さんもお助行に駆けつけてくださり、素晴らしい時間を過ごすことができました。
 ロサンゼルス組親会場ではお総講を奉修し、今回の主な目的・親会場の現在を承知し、米国教区の信徒一同で共有し、未来へ向けて前進するための時間を過ごしました。
激動の世の中の、無常の波が押し寄せる中、どのようにして「法城」をお守りし、その使命や責任を果たすための準備をしてゆくか。しっかりと検討し、前に進まなければなりません。国内も海外も課題は同じです。
 その後、本土からハワイへ移動し、ハワイ別院で三祖会を奉修いただきました。第10支庁の当番で約40名もの団参を頂戴いたしました。コロナ禍が明けたことを実感し、涙が出るほど有難く感じました。長谷川清泊ご住職と由里子大奥さまがご奉公くださり、和気藹々(あいあい)のご奉公となりました。ハワイ別院も最適化と再起動に向けてご奉公を進めております。
 米国教区の歴史、米国教区を支えてきた御導師、御講師、ご信者の皆さまのご奉公に、少しでも報いることができるように、今後もご奉公に努めます。