ほんもんぶつりゅうしゅう
2023年10月14日
秋田県豪雨災害による応護寺秋田別院への支援報告②
洪水発生から10日後。仙台妙護寺の開導会、先々代の近藤日志上人33回忌後、その足で秋田へ。8月23日中に罹災証明、被災証明の申請に秋田市役所に向かい、何とか5時に到着。
この証明書がないと、茨城県水戸市や常総市の洪水では仮置き場にゴミが出せませんでした。何とか仮証明書をいただき、秋田別院へ。
 24日に第7支庁の教務さんを中心に、ゴミの搬出。最終的には教務さん、ご信者さんが支庁以外からも駆けつけてくだり、総勢30名。2トントラックのショートボディも何とか2台確保。10キロ離れた仮置き場である旧秋田空港に2台で4往復。とにかく、ゴミを分別して搬入。(計16トン)
 洪水の際の鉄則ですが、まず畳から。大量の水を吸って重い物は1枚200キロ近くになり、やっかいです。計算上では2トントラックのショートボディでは10数枚が限界。また最後の方になると、体力がなくなり積み下ろしが大変になります。
 1枚の畳を3~4人で荷台に積みこみ、トラックと乗用車で1組になり、仮置き場に。この作業の繰り返しです。
 すでに市内にあった仮置き場が9ヵ所いっぱいになり、仮置き場はここのみ。元々この仮置き場は雪捨て場なのだそうです。はたして雪の時期までに片付くか心配です。
 8月7日に本庁より視察に来られ、私がご奉公させていただきましたが、仮置き場のゴミは倍以上になり、まだ市内の至る所にゴミが。まだその段階では家庭のゴミだけで、商店や企業のゴミは受け付けていませんでした。
 7月24日の段階では身分証明書の提示などありませんでしたが、8月7日の時には身分証明書の提示や罹災証明書、被災証明書の提示を求められ厳しいチェック。被災していない近隣の輩が、粗大ゴミ、特に冷蔵庫やテレビなどを捨てに来ているそうです。本当に秋田は雪以外の大きな災害がなく、秋田市の職員も苦労されているそうです。
 最近、日本国内でも世界各国でも災害が多発しております。
 ハワイマウイ島の山火事。8月末にはアメリカフロリダのハリケーン。高潮3メートル、それに50メートルもの風が吹き、大洪水。まだ被害の全容がマウイも、フロリダも分かっていません。
 日本も連日、40度近くになる場所も…。いつどこでこのような災害が起こっても、おかしくありません。福島では原発の処理水放出が始まり、中国が水産物等の輸入禁止措置をとっています。この先どのような影響が出るか心配です…。