ほんもんぶつりゅうしゅう
2023年01月01日
5支・乗泉寺 婦人会と青年会が100周年を迎える
第5支庁・東京乗泉寺(住職・永江日盡師)では昨年、婦人会と青年会がそれぞれ発足100年を迎えた。

青年会の100周年

 昨年11月13日、乗泉寺高祖会第2座に併せて、青年会発足100周年大会を開催しました。この座は、第4支庁玉川信行寺住職・指田日行師に奉修いただきました。
 お看経の後、青年会会長・田村一明氏より挨拶があり、続けて「青年会100年のあゆみ」と題した青年会作成の動画を視聴しました。動画では乗泉寺の青年会に所属されていたご信者のインタビュー映像があり、青年会内でのお助行、将引の大切さを語っておられました。
 そして、指田日行師より『活縁力―縁を活かす力―信友をつくろう』をテーマにご講演をいただきました。
 指田御導師は乗泉寺で得度され、青年会等、教養会司事講師を長く担任されており、当時の様子を振り返りながら、青年会でご奉公させていただくことの意義、お寺を通じて出会った信友の大切さについて懇切、丁寧に解説をいただきました。
 終了後、指田御導師を囲み、第2部懇親会を開催し、昔の思い出を語りながら、楽しいひと時を過ごしました。

 婦人会の100年大会

昨年11月19日、第29回婦人大会において、永江日盡師ご唱導のもと、お看経の中で婦人会発足100年の言上がなされた。
以下、婦人会長・山本京子氏からの原稿を掲載させていただく。
 高祖日蓮大士ご降誕800年慶讃、乗泉寺婦人会発足100年という歴史的なこの年11月19日に、婦人会発足100年記念の大会を開催させていただきました。
 当日は晴天に恵まれ、当山住職・永江日盡師、並びに大勢の御講師方のご出座を給わり、布教区婦人会20名、参加者330名程で盛大に行われました。
 お看経の後、齋藤英行局長、伊藤昇三教育局主任参事の挨拶に続き、設けられた舞台の上で、お祝いのオープニングセレモニーとして、バイオリンとチェロの3人の奏者により「川の流れのように」をはじめ6曲が演奏され、本堂一杯に澄み切った爽やかな空気が流れました。
 演奏と司事講師の挨拶の後、大正11年7月、婦人会発足の初代会長の日歓上人ご内室・田中浅子様の事や当時のご奉公振りを乗泉寺史より読み聞かせがあり、続いて当日お越しいただいた7名の歴代の会長の紹介を壇上にて行い、一言づつ言葉を頂戴しました。
婦人会に関わる思い出話では、以前ご奉公されていた高齢の涌坂愛子さんのお話を娘さんの和代さんが披露してくださいました。着用されていた着物は、お母様の当時のご奉公時のものだそうです。続いて、渋谷に帰山した年の大変な時期に9年間、会長をされた大貫正子さんから、当時の懐かしいお話を伺いました。
 別会場では、麻布時代や世田谷別院時の貴重な写真、アルバム、ご奉公着の着物、また、日晨上人ご内室・愛子さまよりいただいたという着物や帯、そして1
回から28回までの婦人会大会の懐かしい写真等を展示させていただきました。
 なお乗泉寺婦人会発足100年の記念冊子「曄(よう)の史(ふみ)」を、岡本泉信師を中心に大変なご尽力をいただき作成することができ、寺内のみならず各寺院に配布させていただきました。
 役員の中には着物を着用し、その中の3名は昔のご奉公着の着物を着、参加者の中にも大勢の方が着物を着てくださり、華やいだ婦人会100年を、参加者全員でお祝いすることができました。
 最後に、200年に向け、ご奉公の改良と努力を重ねて後世に繋げて行くことを約束し閉会となりました。