ほんもんぶつりゅうしゅう
2024年02月23日
11支・神戸布教区 第2回「神戸の寺子屋」料亭旅館の女将に話聞く
 昨年11月23日に神戸布教区主催「神戸の寺子屋」の第2回目が神戸佛立寺を会場に開催されました。当日は神戸佛立寺所属の山田佐知さんを講師にお迎えして講演を拝聴させていただきました。
 山田さんは、75年の歴史を持つ神戸市内で唯一の老舗料亭旅館「ほてるISOGAI神戸」の女将をされています。講演では、ご自身のご信心のお話、コロナ禍で大打撃を受けたホテル・旅館業界と「ほてるISOGAI神戸」についてのお話をしてくださいました。
 大変ウィットに富んだ内容で、その中で印象的だったお話は、ご信心の上では「お寺と御導師が大好き」「ご信心が日常の中にあること」、そして「青年会がいつも声かけをしてくれたからお寺との距離が縮まった」ということです。
お仕事の関係でなかなかご参詣がしにくい状況ですが、毎朝の自宅の御宝前のお給仕とお看経は欠かしていないこと、お寺のお役に立つことがあればさせていただきたいという気持ちは大変勉強となりました。
またお仕事の上では、「コロナ禍の中、創業以来初めて電気をオフにしなければならず、冷蔵庫の食品を処分し、空調のない中でパソコンと睨み合っていた」というお話にはコロナ禍の苦労がリアルに感じられました。
そして「いつもISOGAIのことを考えています」というお話には私たちのお寺に対する姿勢を教えていただいた思いでした。講演後の質疑応答でも、参加者から積極的な質問があり、とても有意義な時間となりました。
 最後に神戸布教区長・川手信興師より講師への謝辞と閉会の言葉で第2回目の「神戸の寺子屋」が盛大に終了いたしました。今後も定期的に開催し、ミドルエイジ世代の方のお役に立つご奉公を展開させていただきます。