ほんもんぶつりゅうしゅう
2014年08月01日
東京常磐布教区・妙晃寺において講有巡教・開導会が奉修
去る6月29日、東京常磐布教区・流山・妙晃寺(住職・蛯子行勧師)において、講有巡教・開導会が奉修された。梅雨のさなかということもあり天気が心配されたが、仏天のご加護の下、好天のお計らいをいただくことができた。
 待ちお看経が本堂に響く中、講有上人ご夫妻が妙晃寺へご到着。10時半より一座法要が開式された。熱のこもったお看経とともに曇り空から日が差し始め、汗ばむほどの陽気となった。
 宗歌斉唱ののち、伊藤隨隆師より本庁随伴のご挨拶をいただき、宗門を取り巻く状況、御講有のイタリアご巡教等、貴重なお話を伺わせていただいた。
 続いて川手日廣教区長よりご挨拶。布教区として、本日お迎えする講有巡教までに、管内各寺院が教化誓願の40〜60パーセント達成を目標として、参与会による激励助行や各寺院が特別祈願をしてきたことがご披露された。残念ながら当日までに全寺院が目標成就することはできなかったが、弘通年度中のご奉公、殊には佛立開花運動のさらなる精進をお誓い申し上げた。
 講有上人より弘通興隆費の下附を賜り、蛯子住職より御礼とともに、妙晃寺としては20年ぶりにご巡教をお迎えすること、お受けすることが決まってからのご奉公の経過がご披露された。
 御法門では「おのが身の為の口唱の万遍は 法のこゝろに叶はざりけり」を讃題にされ、自利だけを求めることの愚かさ、それによって菩薩の心が引っ込んでしまうこと、それではご本意に叶わないことをお教えいただいた。
 なお当日は、寺内241名、他寺院96名、合計387名のお参詣。梅雨晴れの中、参詣者一同、思いを新たに帰途につかせていただいた。