ほんもんぶつりゅうしゅう
2023年11月11日
10支・光薫寺 講有御親教 秋季彼岸会に併せ権大僧正日進上人御13回忌・先住内室光行院様第1周忌奉修
9月24日、第10支庁・北九州布教区・光薫寺において、佛立第26世講有・髙須日良上人をお迎えし、表題の通りご親修いただきました。連日猛暑日が続いていましたが、仏天のご加護はもとより、御講有上人のご高徳を頂戴し、清々しい秋空のもと厳粛な法要となり、教講一同、随喜いたしております。
 法要は1座2会にて執り行われ、御法門に先立ち、当山住職から「日進上人を直接ご存知でいらっしゃる御導師の中でも最もご高徳の御講有上人にお勤めいただいたことは大変な果報である」との挨拶がありました。
また、高祖ご降誕800年に関連して800日参詣達成者(72名)の表彰を黒石初子さんと叶義人さんそれぞれに御講有上人より直接、記念品が手渡されたのは感動の瞬間でした。
 御講有上人は御法門の前に「日進上人とは親子ほど年の離れた大先輩、私の師匠・日薫上人とご一緒の時に、車の運転ご奉公をさせていただいたことや、お会いする度に必ず励ましのお言葉をかけていただいたことを思い出し、今日の法要をお勤めさせていただいたことを光栄に思う」と勿体ないご挨拶を頂戴した次第です。
さらに「日進上人をご存知のご信者も少なくなったと思うが、ご存知の方はしっかり日進上人のご信心を後輩のご信者に伝えるように。『恩を知らざるは畜生なり』との御妙判通り、さまざまなご教導をいただいてそのご恩をないがしろにしたのでは畜生と同じである。そのようなことのないよう、いつも日進上人、また光行院様のご恩をしっかりと受けとめ、ご恩の思いを厚くして、教講一同異体同心で精進することが大切」とお折伏いただきました。
 前段の御法門では「川水の樋にとめられてよどむとも あとへかへらぬ人の一生」、後段では、「出世する法はいかにと尋ぬれば いやな辛抱するが第一」とそれぞれ御法門をいただきました。
 これまで、毎月の「全国統一口唱会」においても御講有上人の始まりのお言葉を毎月拝聴し、特に今年は4月23日の本山大法要においては、御講有上人の座に光薫寺から178名が参詣していましたので、改めて猊下の謦咳に接することは、教講一同これからのご弘通の決意を新たにさせていただいた法要となりました。