ほんもんぶつりゅうしゅう
2023年10月14日
6支・護念寺 新本堂建立落成式を無事奉修
ありがとうございます。
 当山では、去る8月6日、大本寺・乗泉寺御高職・永江日盡師ご唱導のもと、佛立開導日扇聖人御正当会に併せて「新本堂建立落成式」が、晴天のなか無事奉修をさせていただくことがきました。
 これもひとえに仏天のご加護は申すに及ばず、奉修御導師のお徳の賜物と護念寺信徒一同、 心の底から随喜申しあげると共に、まさに「今生人界の思い出」であると感得させていただいた次第です。
 奉修御導師・永江日盡師をはじめ、 住職代務者の内田日孝師、応援ご奉公くだされた山崎淨明師、濱口宇清師には、ご法務ご多端の中、ご出座ご奉公を賜りましたことを衷心より篤く御礼申しあげます
 さて、鑑みますと当山「護念寺」のご弘通は昭和21年、高崎市内の民家を買収し「高崎布教所」として、ご弘通の第一歩を踏み出し、昭和23年9月に「入仏式」が佛立第15世講有日晨上人ご唱導のもとご奉修されました。
 その後、昭和28年12月に現住所にあった料亭「望浅閣」の所有権を取得して、移転と同時に改修工事というご利益をいただきました。
 当時の護念寺は、五輪坂を登った素晴らしい景勝の地にあり、購入前の所有者が経営されていた「望浅閣」という料亭は高崎市内で「3大料亭」のなかに入るほど大変賑わっていた料亭で、高崎市民は知らない人がいないほど有名な料亭であったと言います。
 その後、昭和40年に「望浅閣」の一部を庫裡として残し、一部軽量鉄骨を使用して「本堂」を改築し、それ以来、昨年の令和4年まで約半世紀「旧本堂」として使用してきました。しかし、本堂の老朽化(特に雨漏り)は著しく、また、ここ数年、ハクビシンが本堂内を駆け回る「ご不敬極まりない」体たらくとなってしまいました。
 また、境内には長年剪定をせずにいた「大木」が30本ほどあり、その一部が境内地の下を通る国道に倒れんばかりの状態であり、信徒一同「もしも、その大木が倒れてしまったら大惨事になってしまう」ということで、先ずその大問題を解決すべく、大本寺である乗泉寺御高職の永江日盡師と宇都宮常照寺御高職の内田日孝師にご相談申しあげ、任期切れとなっていた責任役員にご就任いただき、樹木の伐採をさせていただきました。
 まさに苦難の連続であり、この度の「新本堂建立」については、実は17年前に建立される予定でしたが、諸般の理由により中止をせざるを得ない状況にありました。その当時、本堂建立の建営ご有志者はもはや数人しかご存命ではなく、この度の「新本堂建立」は、お亡くなりになられた物故功労者への「追善供養」になると、信徒一同「感激の極み」でございます。
 これひとえに「早急に建て替えしなければいけない」とのご判断を下された御導師方のお陰であります。
「落成式」に至るまでの経緯を申しあげると、昨年の6月4日にご不敬になっていた「御本尊」「御尊像」を乗泉寺に先ず御遷座申しあげ、今年の1月29日に「地鎮式」、 3月27日には「上棟式」を永江御導師に奉修いただきました。
 そして、本年の5月27日に施工業者より完成引き渡しとなり、大本寺・乗泉寺にお預かりしていただいていた「御本尊」「御尊像」の御遷座式を挙行させていただき、去る8月6日に「新本堂無事建立落成式」を執行させていただいた次第です。
 この上は、当山のご弘通発展になお一層の「力」を注ぐべく、「後続者」の育成ご奉公、また教化折伏の佛立菩薩行に常精進させていただく所存でございます。
 最後になりましたが、この度の当山御正当会併修「新本堂建立落成式」にお参詣くだされました乗泉寺信寿会、多摩連合・常照寺・湯沢寺のご信者の皆さまに篤く御礼申しあげ、当山「新本堂落成式」の経過報告とさせていただきます。
令和5年8月下浣  護念寺事務局長・芝原和夫 合掌