ほんもんぶつりゅうしゅう
2023年12月08日
5支・乗泉寺 佛立第22世講有日慶上人御23回忌を奉修
 第5支庁・東京乗泉寺(住職・永江日盡師)では、10月22日、佛立第22世講有・乗泉寺第21世住職・井上日慶上人御23回忌が、講有御親教として奉修された。
 1座法要お看経の後、永江日盡師より「日慶上人は宗門・乗泉寺の混乱時代に乗泉寺のご住職として教講の先陣に立ち、渋谷・乗泉寺への帰山、正常化を不惜身命の信念、情熱をもって果たされました。改めてそのご報恩に陳謝申しあげます。
 乗泉寺・信廣門末は、日慶上人の宗門と乗泉寺への厚い思いを忘れることなく、高祖ご降誕800年慶讃ご奉公結実の年、残り40日を全力で『教化 法灯相続つづれ織り運動』の誓願達成のために信心改良、努力精進させていただくことを、ここにお誓い申しあげます」と、御礼の挨拶が述べられた。
 続いて御法門台にお立ちになられた御講有・日良上人は「このように沢山の方にお参詣をいただき、お焼香いただいて、日慶上人も寂光で必ずやお喜びいただいておられると、思う次第です。
御23回忌ですから日慶上人をご存じない方もおられるかと思いますが、お祖師さまは『恩を知らざれば畜生也』とお示しです。ご教導をいただいて、その恩を忘れたら、あるいはないがしろにしたのでは、それは動物か、それ以下であると仰せになっておられます。
そのようなことにならないように、いつも日慶上人のご恩をしっかり受け止め、次のご年回の27回忌に向かってより一層報恩の思いを厚くして、ご信心ご奉公に精進させていただくことが肝心です」とお述べになった。
また、御法門では『現証の利益でなくば誰かまた みのり信ずる人はあらじな』の御教歌で「現実に現れた御経力の現証により法華経、即ち御題目の妙不可思議なことがわからせていただける。信心が起こるのである」と、お説きくだされた。
最後に齋藤英行事務局長より「本年は高祖ご降誕800年慶讃ご奉公結実の年であり、その柱である4月の本山大法要参詣、そして本日の日慶上人御23回忌法要をお陰様で無事に成就させていただきました。その功徳をいただき、報恩教化追加誓願百個成就を目指し、令和5年度のご弘通ご奉公に最後までお気張りいただきますように」との御礼の挨拶をもって、晴天の中、無事にご法要を終えた。