ほんもんぶつりゅうしゅう
2023年08月13日
7支・福寿寺 講有巡教 開導会を無事奉修
6月18日、第7支庁東北南部布教区・宮城県大崎市の福寿寺(住職・栢森清洋師)では、講有巡教・佛立開導日扇聖人御正当会式を、佛立第26世講有・髙須日良上人ご唱導のもと、盛大に奉修させていただきました。
東北地方は1週間前に梅雨入りしたばかりでしたが、御講有上人の御徳を頂戴し、ご一行ご到着の17日、奉修当日の18日、ともに盛夏を思わせる晴天に恵まれました。
当日は本庁随伴として泉恒健教務部長。平田淳当布教区長はじめ布教区管内寺院・清雄寺門末寺院の御住職・御教務方、総勢14師のご出座・ご奉公をいただきました。また、お参詣者は御講有上人御令室様はじめ、布教区管内14ヵ寺中、11ヵ寺から107名(別に他支庁1名)のお参詣をいただきました。
当山からは3戸7名の信徒が参詣。わずかな寺内信徒によるわずかな準備期間でしたが、布教区管内・清雄寺門末の教講有志による準備ご奉公や力強い応援・激励をいただき、当日は33名もの他寺院ご奉公者が各部署でご奉公にあたりました。
御講有上人の御法門では、高祖ご降誕800年慶讃ご奉公の諸誓願未成就をお折伏、早期達成をご督励いただいた後、御教歌「一すぢに たもつみのりの まこと故 世に何事か かなはざるらむ」をいただかれ、私達がお持ちさせていただく上行所伝の御題目は唯一無二、 真実の御法である。
持つ側の私達がただ一筋におすがりし、ご信心の決定ができれば、持つ御法の「まこと」と、持つ信心の「まこと」が感応して必ずお計らいをいただく事ができる。私達は一筋に持つ「決定の信心」が肝心で、初心の心を持続し、常に忍耐強く努力し、仏さま・お祖師さまのお心を目指して信心改良・増進せよ、と御慈教いただきました。
長らくのコロナ禍で、布教区内のあらゆる行事が中止や縮小を余儀なくされてまいりました。参集の教講一同、久々に顔を合わせ、共に参詣・口唱・聴聞させていただける菩薩囲繞(いにょう)の歓びをかみしめ合っていました。
さて、この度の講有巡教をお迎えするにあたり、福寿寺として2つの大きな目標を立てさせていただきました。
まず1つに高祖御尊像の御修復と内々陣はじめ本堂建物の点検・修繕です。東日本大震災以降、大小の地震が頻発し、御本尊・御尊像に対して御不敬が続いておりました。新住職が10月に着任するや、すぐさま御懺悔言上を開始し、御修復ご奉公に着手。
講有巡教1ヵ月前の5月13日に無事、再開眼・御修復成就御礼言上式をさせていただきました。その他のご奉公も、当山若手信徒による家族総出のご奉公や、地元業者とのご縁を得るなど、多くのお計らいをいただきました。
2つには、日常信行の改良です。本年度より、年間総祈願を
高祖ご降誕800年慶讃ご奉公「結実の年」・恩師日誠上人御3回忌 報恩ご奉公
1、「講有巡教」晴天無事奉修の御願
1、「良いお看経」実践、本年度教化誓願成就の御願
1、信行ご奉公の伝承・懺悔改良・刷新、「お祖師さまの御心に叶うご奉公」成就の御願
1、各家の法灯相続成就、日々御利益感得の御願
と定め、どこまでもお祖師さまのみ教えをものさしに、法灯相続・法城護持、そして信心改良・増進をご祈願させていただいております。
なお、住職辞令と同時に、本寺清雄寺・小山日秀導師のお計らいにより、担当教務の派遣が決定。福島県郡山市・遠泉寺と兼務になる住職を補佐するため、月に数日間、担当教務が遠泉寺から当山に出向・滞在することになりました。現状、実働信徒が3軒の寺院ですが、住職・担当教務の指導のもと、慶讃ご奉公諸誓願達成と各家の法灯相続、各地に離散した信徒の調査、地元の下種結縁に努めてまいります。