ほんもんぶつりゅうしゅう
2014年10月01日
米国・正法教会「三祖御会式」を奉修
米国・正法教会では、去る8月24日、本年度の三祖御会式を本寺・清流寺・長谷川日堯師導師のもと奉修させていただきました。当日は護持御尊像のご因縁から盛岡広宣寺・柴崎日布師、また博多光薫寺・松本信慈師にもご出座賜り、盛大に奉修させていただきました。

 当日の参詣は、御導師御講師4名、他寺院9名、寺内信徒30名、合計43名でした。昨年より寺内参詣は10名の増加でした。残念ながら寺内参詣40名を目標に将引いたしましたが、日本に夏期帰国された方もおられ目標達成には到りませんでした。しかし本年度教化誓願5人は達成させていただき、その内4名の方は御会式にお参詣されました。また今回は、司会のご奉公をリナルディご夫妻にお願いし、英語と日本語での司会進行でした。

 奉修導師の御法門は、「皆人は開運出世望みなり されば信心第一にせよ」との御教歌で、過去の悪い業・罪障を御題目の御力で消滅させ、能(よ)く転じ、運を開いて善い結果に転換することを目指す。だから「信心第一にせよ」となるのである。望んでいる事を実現させたいのであれば、信心を起こして、信心を第一に励みなさい、と正法教会信徒一同を励まされると同時に、信心決定の大事をお教え下さいました。

 また、柴崎日布師より正法教会護持御尊像の歴史を、次のようにお話いただきました。

 昭和23年6月、盛岡親会場(帷子小路)に金丸御本尊、御尊像をお迎え申し上げ、翌24年、先住・柴崎日益上人が担任となられ、盛岡に赴任なされました。そして昭和25年に寺院建立を発願。信徒35戸で43坪の本堂を建立。御本尊、御尊像が御遷座され、昭和27年に第一回開筵式を奉修。以来、昭和38年まで帷子小路(旧所在地)の本堂で15年間、ご弘通をお見守り下さいました。その後、昭和32年、現在地に1000坪の土地を購入。昭和39年、渋谷乗泉寺旧本堂の解体が決まり、広宣寺へ移築されました。移築後の本堂では、一尺八寸(約55センチ)の御尊像をお迎えし、その中に、お腹籠りの御尊像お給仕をさせていただきました。そして平成25年2月10日、このお腹籠りの御尊像は、はるばる太平洋を越えて正法教会へお出まし下されたのです。

 正法教会信徒一同は御宝前によくお給仕申し上げ、広宣寺がいただかれたご利益と同じくらいご利益を頂戴させていただこう、と誓いを新たにさせていただきました。