ほんもんぶつりゅうしゅう
2023年09月01日
5支・清秀寺 開導会に併せて日苑上人第一周御忌
7月2日、第5支庁・東京房総布教区・清秀寺(住職・荒木誠啓師)において、佛立開導日扇聖人御正当会式、別而清秀寺第3世・鎌ヶ谷長福寺第4世・田端佛立寺第6世・権大僧正信華院日苑上人第1周御忌法要が、清秀寺門末『信持会』会長・林昭行師唱導の下、門末7ヵ寺の教講参集の中、晴天のおはからいをいただき奉修されました。
 開導会奉修言上の後、日苑上人第1周御忌回向が言上され、奉修御導師、出座教務師、親族、門末寺院代表と御霊前に焼香が行われました。
 日苑上人は、戦時下の昭和18年8月、御歳11歳で清秀寺第2世・権大僧正日應上人を御師匠に得度。その後、本山学生舎監、ハワイ別院担任等を歴任され、日應上人御遷化後の平成10年に清秀寺第3世住職、平成20年に鎌ヶ谷長福寺住職、平成22年に田端佛立寺住職にそれぞれ就任。平成27年には権大僧正位に昇晋、法寿90歳で御遷化までの法蝋およそ80年という長きに亘るご奉公でありました。
 ご気性は江戸っ子気質そのもの。竹を割った様なご性格であり、厳しいお折伏と共に、教講老若の別無く気さくにお声掛けされ、ユーモア溢れるお人柄に誰もが引き込まれるお方でありました。
 御遷化の直前まで何処へでもご自身で自動車を運転されお出掛けになる等、お元気そのものであったこともあり、第1周御忌を迎えた今でも上人が御遷化になられた実感が湧かないという教講も多い中、この度の御法要では門末の枠を超えた各他寺院からも「日苑上人の為に是非ご奉公させていただきたい」という信徒が数多く名乗り出ていただき、あらためて上人の御徳の大きさを感得させていただきました。
 奉修御導師の御法門では「われも唱へ人にもとなへえさせんとの 心ややがて菩薩なるらん」の御教歌を頂戴され、自分だけの信心ではなく、教えていただいたまま他にもご信心を伝えられる真のご信者になることの大切さを学ばせていただきました。
 この度の日苑上人第1周御忌法要を契機として、小松川清秀寺門末教講一同は更に結束を強め、上人の御恩に報いる為にもご弘通発展に日々精進させていただく所存であります。