ほんもんぶつりゅうしゅう
2024年02月23日
海外弘通だより ~台湾編
昨年11月12~15日、台北佛立寺の高祖会 併 本山初灯明料奉納式、台北・台中・高雄の3都市での日本人物故者慰霊祭が奉修されました。
 この度は、コロナ禍の影響でなかなか実施できていなかった支庁団参も再開され、第11支庁の団参の方とともに、お参詣・ご奉公させていただきました。
 11月12日、11支庁長の安田日好御導師を奉修導師にお迎えして、台北佛立寺の高祖会が奉修されました。この日は大勢の現地のご信者さんもお参りされ、また結縁者の方も何名かお参りされ、お教化にもつながるような有難いご縁を結ばせていただくこととなりました。
また、この日の晩は、台湾協会主催の懇親会に長松日桜海外部長が招待され、私も同席させていただき、台湾協会や台湾日本人会といった台湾で働いている日本人や台湾と深いつながりのある方たちとご縁をいただき、大変貴重な交流となりました。
 そして翌13日~15日は、台北・台中・高雄の3都市での日本人慰霊祭にお参詣させていただきました。
各会場には、祭壇を設け御本尊をお祀りいたしました。加えて台湾現地の団体「台湾日本人会」「交流協会」「台湾協会」それから「本門佛立宗」の名前が刻まれた「台湾日本人物故者」のお位牌がお供えされ、それをご覧になった参列者の方々が大変感動されているのが印象的でした。
そもそも、この日本人慰霊祭が始まった経緯というのは、第二次世界大戦後も台湾に残られた日本人の野沢ムメさんご夫妻が手弁当で各地に埋葬された日本人の遺骨を収集して回り、各都市の日本人墓地に納骨されました。
その後、当宗からお教務方が派遣され台湾へと向かい調査を行い、現地の方々の協力を得て、日本人慰霊祭を奉修させていただくこととなり、爾来50年以上に亘って毎年このご回向のご奉公が続いています。
何と、この度の団参者の中には、その当時、慰霊祭奉修のために台湾に渡りご奉公くださった中西日納御導師のお孫さんに当たる神戸教法寺の中西清慎師もお参詣されており、大変意義深いこの度の慰霊祭となりました。
 この度は、令和元年の御講有巡教以来、久しぶりとなる大勢の団参者をお迎えしての台北佛立寺での高祖会、3都市での日本人慰霊祭となり、そこで準備からご奉公をさせていただき、一緒にお参りさせていただくことができ大変ありがたく、随喜させていただきました。