ほんもんぶつりゅうしゅう
2023年07月02日
9月に佛立防災アクションデーを
近年、日本では大きな災害として、阪神大震災や東日本大震災における地震・津波等の災害に加え、豪雪や豪雨などの災害が多発しています。宗門では東日本大震災を機に「東日本大震災及び自然災害復興支援委員会」が発足し、これまでさまざまな検討がなされてきました。
今期の委員会においては防災の意識を高める第1歩として防災訓練の実施が提案され、それに基づき総局は、令和5年9月に「佛立防災アクションデー」と銘打ち、各寺院が現状でき得る防災対策の実施を決定しました。
 この決定に添い宗務本庁総務局では防災訓練企画会議を開催し、委員の皆さまに各種検討をしていただきました。それとともに各支庁総務担当者災害対策意見交換会を開催し、各支庁の防災に対する現状や取り組みについてご意見をいただきました。
 当初の予定では全国一律の防災訓練を検討していましたが、地域により環境の違いや災害の種類、防災に対する考え方の違いもあるため、9月の「佛立防災アクションデー」では各寺院で、そのお寺の現状に即した防災対策を企画していただき実施することとなりました。
とはいえ何をしたら良いか分からないということもあるかと思いますから、本庁からも企画のお手伝いとして防災に関するDVDを配布させていただきますのでご活用いただき、それぞれの防災意識を高める1日としていただきたいのです。
 また、この4月には本庁から各寺院へ防災グッズのサンプルを送らせていただきました。内容としては長期保存できる飲料水・非常用の保存食・携帯トイレ・水のいらない泡なしシャンプー・拭くだけでお口清潔ペーパー歯みがき・防寒防暑効果のある非常用シートが入っています。備蓄品の参考にしていただければ幸いです。
 「佛立防災アクションデ―」のテーマは「災害について知る」「災害の備えについて学ぶ」です。災害はいつ発生するかわかりません。小さなことからでもできることから取り組んで、防災へのアクションを起こしましょう。