ほんもんぶつりゅうしゅう
2024年02月23日
羽ばたけ青教 ~令和7年終戦80年の年に沖縄で慰霊法要を
皆様もご存じの通り、1945年(昭和20年)4月1日午前8時30分、アメリカ軍は沖縄へ上陸を開始しました。
アメリカ軍は軍艦1500隻を率いて、後方支援部隊を含めると、計54万人を動員しました。対する日本軍もおよそ10万人の兵士を派兵しており、沖縄では多くの民間人をも巻き込む大激戦が繰り広げられたのです。
そのような中、沖縄市民はガマと呼ばれる洞窟に身を潜めていました。艦砲射撃や爆撃はガマで耐え凌げますが、アメリカ軍が上陸してくると、あっという間にガマは見つかってしまいます。
アメリカ軍を怖れた沖縄の人々は、親が自分の子どもを殺して、直後に自分も自決するといった「集団自決」に及んだのです。
そして1945年6月30日には、アメリカ軍は沖縄全土を制圧し、7月2日に沖縄戦の終了を宣言しました。
こうして約3ヵ月間に渡る激戦は、日本軍約79,000人、アメリカ軍は約14,000人の犠牲者を出したのですが、それらを上回る約94,000人の民間人が犠牲となりました。
当時の沖縄の人口は60万人ほどでしたので、沖縄県民全体では、およそ4人に1人が戦争によって犠牲となりました。
私たち青教会員一同は、来る令和7年、終戦80年の年に沖縄に向かい、第2次世界大戦における太平洋戦争、殊には沖縄戦において犠牲となった戦没者のご回向をさせていただきます。
現地での慰霊法要の際には、お塔婆を建立させていただきます。つきましては、全国教講の皆さまにも慰霊塔婆の建立をお勧めさせていただきます。
詳しい内容やお申込み方法は、改めてご案内させていただきます。何卒、ご賛同とご協力の程よろしくお願い申しあげます。