ほんもんぶつりゅうしゅう
2023年06月03日
2支清風寺 佛立第18世講有日地上人37回御忌奉修
4月15・16の両日に亘り、清風寺門祖会が計5座(土曜2座・日曜3座)にて奉修されました。
本年は、佛立第18世講有日地上人第37回御忌ご正当年でもあり、門祖会奉修の2ヵ月前から朝参詣とは別に毎朝1時間の報恩教化成就と晴天無事奉修の祈願口唱会が行われました。
門祖会初日の土曜日は朝から1日中雨天の予報であったにも関わらず、奉修前に雨が止み好天の中での奉修、2日目の日曜日は夜中から朝方まで雨天でしたが、奉修前から日が差し、晴天のお計らいをいただきました。
なお、コロナ禍になって三大会はすべて参詣人数を制限し、更に参詣の座を指定して進めていましたが、この度は本堂の収容人数もマスク着用、アルコール消毒の設置という条件付きではありましたが、限定参詣も指定の座も撤廃し、可能な限り参詣奨引を進めての奉修となりました。
また、15日には年に1度、恒例の信要会(清風寺門末寺院・教会)総会が開催されました。会長・西村清良師より「13年後に迎える日地上人第50回御忌に向けて、信要会教講が一丸となって異体同心にて互いに切磋琢磨しながら各寺院が隆昌発展できるご奉公に務めることが急務である」との旨のご挨拶に始まり、具体的なご奉公については、日地上人第50回御忌に向かっての「佛立再生プロジェクト」骨子についてご披露がありました。
続いて、住職方と局長方と二手に分かれて分科会を開催。各寺院の教講が抱える悩み事や問題点、あるいは工夫を凝らしながら現在進めているご奉公など、忌憚のない率直な意見が交わされ、有意義な時間となりました。
16日は、門祖会に引き続き、午後より佛立第18世講有日地上人第37回御忌法要が、小西日演師・木村日覚師・泉恒健師のご出座をいただき、講有上人ご執行のもと営まれました。
法要の中で、前日に行われた信要会総会での様々な意見を受けて、信要会臨時幹事会にて審議の末、信要会を代表して幹事長・岡居日長師が日地上人祭壇前にて、「日淳、日地、両上人のご教導の原点に還り、『佛立再生プロジェクト』を始動して、『弘通に資する人づくり』と『弘通基盤の再構築』に努め、以て弘通集団としての本旨を鮮明にすべく報恩ご奉公に異体同心で精進させていただく」との誓願をされました。
また、御法門前に、サントリーホールディングス(株)代表取締役副会長である鳥井信吾氏に、「清風寺相談役」の辞令が下付されました。お寺の在り方を問われる今の時代に、清風寺が外部からの世界の声、世間の声を取り入れながらご弘通に邁進していく、新たな航路が拓ける第一歩となりました。
講有上人の御法門では「寂光のはちすの花はもろ人と ともに色香をみまほしきかな」の御教歌を頂戴し、寂光参拝は自分だけでなく、他の人と共に感得したいものであり、み仏のお悟りの法である御題目で人を助けるご弘通ご奉公に一層励む大事を学ばせていただきました。
今後は、日地上人第37回御忌のご奉公を結前生後と感得し、さらに未来を見据えたご奉公の契機と捉え、教講一同、一層ご弘通ご奉公に邁進し、今後の信要会の発展に向け日々前進する想いを新たにできた法要となりました。