ほんもんぶつりゅうしゅう
2023年12月08日
1支・本山宥清寺 自衛消防訓練大会に参加
10月19日午後、京都市南区に所在する京都市消防活動センターにおいて「令和5年度上京区自衛消防隊訓練大会」が開催され、本山宥清寺自衛消防隊は屋外消火栓の部と消火器の部の2部門に参加しました。
その結果、屋外消火栓の部は、昨年に続き、強敵の北野天満宮自衛消防隊を抑え、2年連続の優秀賞を獲得し、また初めて参加した消火器の部でも優秀賞を獲得する素晴らしい結果となりました。
 この訓練大会は、上京消防署管内で自衛消防組織を有する事業所が、訓練の成果を競う大会で、例年20に近い事業所自衛消防隊が参加しています。訓練種目は「消火器の部」「2号消火栓の部」「屋内消火栓の部」そして「屋外消火栓の部」の4種目あり、本山宥清寺は自衛消防隊発足以来、例年種目の花形とされる屋外消火栓の部に参加して来ました。
この屋外消火栓の部は20メートルホースを3本連結させ消火する操法で、ポジション別ではありますが、100メートルを何度もダッシュを繰り返す必要があるなど、ハードかつ4名の連携を要する訓練種目です。
 今年は2年生学生師が他寺院実習日程と重なったため、一年生学生師「新井師、有馬師、杉野師、カドゥカ師」4師で大会に挑みました。また、出場する学生師の平均年齢は昨年に比べ30代を超える高い年齢層になったことや練習日数不足に加え、北野天満宮が練度を上げているなどの話も入り、苦戦が予想されました。
 しかし、訓練開始の合図が出されるや否や宥清寺自衛消防隊は、どの隊よりも大きく元気な声で訓練会場を走り回り、多くのミスもありましたが、1人のミスは全員でフォローし、全体のミスは何処にも負けない大きな掛け声でフォローし、昨年に勝るとも劣らない訓練操法を見せてくれました。
 一方で初参加の消火器の部には、ご法宅(川端希さま)、職員(大橋氏、小職)で挑み、その結果、練習の成果もあって、他の追随を一切許さない形で操法を終え、大会関係者からの情報によれば、30点満点減点方式の28点を獲得、ほぼ満点に近い形で、他の事業所は10点前後の獲得が判明、断トツで優秀賞を獲得するに至りました。
 そして最後の最後に屋外消火栓の部の優秀賞が発表、「本門佛立宗本山宥清寺」と呼ばれた瞬間、一気に喜びが爆発し、中には目に涙する方もおられました。
 この結果、本山宥清寺自衛消防隊は参加した2種目で優秀賞を獲得、さらには常勝北野天満宮を2年連続で抑えるという自衛消防隊史上初の快挙を成し遂げました。帰山の車中はまさにお祭り騒ぎでありましたが、本山宥清寺自衛消防隊とこれを支える支援の方々のチームワークの賜物とお計らいを頂戴したものと確信いたしました。
 この間、学生師の日程調整にご配慮いただきました佛立教育専門学校様、学生師不在でご迷惑をおかけしました本山御教務師方、1年生学生師の訓練を指導していただきました2年生学生師各師、そして連日訓練に帯同、懇切丁寧で的確なアドバイスをいただいた消防士OBで13連合3組の奥田様を始め、応援支援をいただきました各師各位に本紙をお借りして御礼を申しあげます。