ほんもんぶつりゅうしゅう
2024年02月23日
北大阪布教区教養会主催 第2回ファミリー大会を盛大に開催
北大阪布教区(布教区長・鈴木日光師)では、昨年11月26日に布教区教養会主催による第2回ファミリー大会が、管内13ヵ寺院と清風寺、安国寺からの参詣者、一般からの参加もあって妙光寺で盛大に開催された。
北大阪布教区は、平成30年11月にファミリー大会を開催。予定を上回る538名もの参詣を得て盛大に開催され、続けて開催をと各寺院から要望があったものの、折からのコロナ禍で開催を断念。ようやく終息が見え始め、第2回目の大会を開催する運びとなった。
当日は午前9時半から本堂で、鈴木布教区長の奉修のもと法要が始まり、1座お看経の後、布教区教養各会を代表し、大会委員長の植田純さん(本成寺所属)から挨拶。続いて、鈴木布教区長から御法門を頂戴し、その中で所属ご信者の体験談をご披露された。
藤澤敬康さんは、あまりお寺参詣もしたことがなかったが、母・雅子さんが脳内に腫瘍ができ、左半身不随に。担当医からは手術も治療もできないとの診断。何とか母親を助けたい一心で、妙光寺に参詣してご祈願を続け、大きな声でお看経に努められた。
すると別の病院で診察を受け手術が可能となり、雅子さんは長期のリハビリの末、回復して無事退院。ファミリー大会には母子揃って参詣し、参詣者から暖かい拍手をいただいた。なお、敬康さんは現在、妙光寺の学徒としてご奉公中である。
法要後は、妙光寺の会館、境内に開設された模擬店で、参詣者全員がご供養をいただいた。
出入口の西門には受付と阪急百貨店からキッチンカー「走るデパ地下」が有料で待機。お寺に入ると入口ロビーに妙光寺青年会による喫茶店、パフェがあり、会館に入るとポップコーンやミニカレーライス、おにぎり、水餃子の出店が並ぶ。境内には豚汁、フランクフルト、フルーツゼリー、スモア、スモークチーズの出店が並んで、キッチンカー以外は全てご供養なので、大人でもいただききれない分量であった。
これらの出店は、布教区管内各寺院のご信者によるご奉公で、ご供養とは別に子どもが楽しく遊べるように、会館内にストラックアウト、お菓子釣り、バルーンアート、スマートボール、コイン落とし、ちびっこ広場があり、西門には輪投げも設けられた。
また会館2階には、元小学校教諭で、現在は阪神地域を中心に、ボランティアでコマ回しを教えている枇杷紘一朗・喜代子さん夫婦によるコマ回しが実演され、父兄も交えた大勢の子供たちが見物した。
午前11時になると、境内に設けられた特設舞台で、各寺院有志による様々なパフォーマンスが催された。最初に義天寺によるフラダンスと合唱、続いて妙光寺によるバンドの演奏、清現寺からはダンスと歌、本成寺によるみんなでクイズ。そして妙光寺によるタヒチアンダンスが披露され、大勢のご信者からひと際、大きな拍手をいただき、大いに盛り上がった。
次にプロの芸人によるパフォーマンスに移り、最初に亜空(あく)亜(あ)SHINさんによるマジックショー。亜空亜さんは大学入学と同時にプロデビュー、在学中に東京で開催された学生マジック選手権の初代チャンピオンに。音楽に合わせた軽快なテンポによる演技の実力派のマジシャンで、中国の伝統的な大道芸「変面」(仮
面の早変わり術)を体得して、舞台では、その妙技を披露していただき、見守る大勢のご信者からも喝采を浴びた。亜空亜さんは「今後も本門佛立宗の各寺院でのイベント等に出演したい」と、述べられている。
最後に、大地洋輔さんと大谷ノブ彦さんによる漫才コンビのダイノジ。吉本興業所属で、大地さんはエアギターの世界大会で優勝したこともあり、「Mー1グランプリ」のファイナリストでもある。お2人の軽妙な掛け合いに会場も爆笑に包まれた。
午後1時には舞台も終演となり、本堂に移動してお礼のお看経の後、いよいよ豪華な景品が当たる抽選会が行われ、一同大いに盛り上がった。
最後に全員で記念の集合写真を撮り、第2回目のファミリー大会を終了した。参加者は大人489人、子供114人の合計603名で賑やかに開催され、布教区として高祖ご降誕800年慶讃ご奉公の最後を飾る法灯相続につながる大会となった。