ほんもんぶつりゅうしゅう
2023年02月01日
穏やかな天候に恵まれ 本山 四箇道場へ元旦参詣
令和5年の新年を迎え、全国的に穏やかな天候に恵まれた元旦には、京都、滋賀、大阪の各府県に所在する本山はじめ宗門の由緒寺院(四箇道場)には、関西地方を中心とした各寺院から団参や個人による初詣の参詣があり、正月らしい賑やかな光景となった。
 ただし、規制緩和されたとは言え、また徐々に新型コロナウイルス感染が拡大しており、それを避けるため、各寺院毎の団体参詣は観光バスによる参詣を取りやめ、主に個人による参詣となった。
 【本山宥清寺】
 本山宥清寺では、大晦日の前年12月31日午後11時から除夜法要が営まれ、午前零時になり新年を迎えると引き続き元旦参詣が営まれて、250名余りのご信者が深夜の本山に詣でた。
 元旦の朝は、午前9時から続々と初詣のご信者が詰めかけ、団参は12ヵ寺院よりマイクロバス2台と自家用車の参詣があり、他寺院からは合計62ヵ寺院で900人(団参を含む)が詣で、本山のご信者を含めると1,500人が新春の本山に参詣した。
初詣のご信者には、佛立教育専門学校と学寮がある鳳瑞町の駐車場を利用していただき、50台の自家用車で満杯であった。本山には、正月3が日で1,750人の参詣があった。
 【大津佛立寺】
 滋賀県大津にある佛立宗最初道場で、開導聖人大津ご法難地である佛立寺では、京都と滋賀県の山間の境であるため特に冬場の寒さが厳しいこともあり、大正時代から元旦に詣でたご信者方には甘酒のご供養をされている。
今年も、その場でいただく方以外に、お持ち帰り用の容器持参の方にもふるまわれていた。特に本年からは佛立寺のラベルが貼られた特製のペットボトル入りの甘酒もご供養として用意され、大勢の参詣者がいただかれた。
 佛立寺へは、18ヵ寺院から154名の参詣があり、寺内参詣もご奉公者を含めて349名の参詣があり合計583名が詣でた。
 【誕生寺】
 京都市内にある開導聖人御誕生地道場の誕生寺には、他寺院の9ヵ寺院から67名の参詣があり、寺内の参詣も含めると100名の参詣があった。
 【長松寺】
 京都一の繁華街である、四条通りの裏手にある長松寺には、12ヵ寺院から団参と個人参詣があり計65名が詣でた。長松寺は本山宥清寺奥ノ院と称されるように、長松寺のご奉公は本山信徒によって営まれているが、本年の元旦参詣には、横浜妙深寺の京都在住のご信者と、その縁者によるご奉公をいただいて行われた。
 【義天寺】
 大阪府守口市にある開導聖人御遷化地道場の義天寺では、6ヵ寺院から40名の参詣があり、団参した神戸佛立寺が、午前10時半から営まれた義天寺の初総講と重なったため、共に元旦の祝杯をすることになった。
 義天寺には、ご奉公者も含めて寺内参詣200名の参詣があった。