ほんもんぶつりゅうしゅう
2022年08月03日
海外弘通だより~アメリカ編 担任となって初のロスご奉公
ありがとうございます。
 6月27日から7月3日までの期間、ロサンゼルスへ出張ご奉公に行かせていただきました。昨年10月にロサンゼルス正法教会の担任の辞令をいただいて以降は、コロナ禍の影響でオンラインのみでのご奉公が続いておりましたが、やっと現地でのご奉公が叶ったのです。まずは今までパソコンの画面越しでしか対面できなかった多くのご信者と直接お会いできたことが何よりの喜びでした。
 正法教会の多くのご信者はアメリカ西海岸カリフォルニア州内のあらゆる地域にお住まいですが、1つの州とは言ってもその面積は日本の約1.1倍。日本がちょうどスッポリ入るくらいの大きさです。その他にも、アメリカ東部にお住いのご信者も数名おられます。
そのため、多くのご信者は正法教会への毎日のお参詣が難しく、週末などを中心にお参詣をされています。また毎週日曜日の朝には、ご信者同士がオンラインでつながり、お総講や口唱会等を実施。お給仕については正法教会の近くにお住まいのご信者や週末にお参詣されるご信者が当番制でご奉公をされ、教会を護持されています。
 滞在中の朝参詣は、オンライン参詣を含め毎朝予想以上のお参詣をいただいたことに大変随喜いたしました。また、今回は短い滞在でしたが、5件のご信者宅へのお助行とロサンゼルス組親会場にもお参詣させていただくことができました。お助行席では、子どもたちが無始已来や御題目を大きな声でしっかりとお唱えしていたことがとても印象的でした。
 特にありがたかったことは、滞在中に3名の方の個人教化ができたことです。私がアメリカへ行く以前から、正法教会信徒の高橋美穂さんと野元小百合さんがご友人お2人を下種結縁されており、正法教会へも連れ参詣されていました。そのおかげで、ご友人お2人は入信を決意。そして、今回伺ったお助行席にて私から懐中御本尊をお渡しし、晴れて入信となりました。
 あとお1人の方は、不思議なご縁で今回お教化となったのです。それは私が日本を出発する約1週間前の出来事。宗門のホームページを管理する本庁広報局から突然、私に「宗門にロサンゼルス在住の女性からお寺を探していると問い合わせがあった」と、メッセージが届きました。
私はてっきり「日本のどこかの寺院に所属している方がロスに移住してお寺を探しているのだろう」と思い、その女性にメールを送りました。ところが、その女性からは「私は佛立宗の信者ではありません。最近SNSを見て、佛立宗の教えが一番素晴らしいことに気づき、今ロサンゼルスで佛立宗のお寺を探しています」とのお返事。
すぐに私は「ちょうど1週間後にロサンゼルスに行くので、よかったらお寺でお会いしませんか?」と返答したところ、大変喜ばれ、7月2日の朝参詣にお参詣いただきお会いすることができたのです。
実はその方、SNSで知り合ったあるご信者から懐中御本尊のことについて前々から聞かされており「ぜひ懐中御本尊を護持して毎日御題目をお唱えしたい」ということで、今回私が日本から懐中御本尊をお持ちし、入信となりました。
初めての出張ご奉公の出発直前、まさにこのタイミングで、しかもロサンゼルス在住の方から宗門に問い合わせがあったこと、これは御宝前から「しっかりご奉公してきなさい」というメッセージをいただいたかのようで、本当にお計らいだと思います。今回お教化になられた方々がご利益を感得し、さらに随喜できるようにご信者方とともに、これからも育成ご奉公に努めてまいります。
 次回の出張ご奉公は11月末ごろを予定しています。これからはもっとネイティブの方々にも英語でご信心を伝えていけるように行学二道に努めてまいります。