ほんもんぶつりゅうしゅう
2023年09月01日
羽ばたけ青教 「災害に学び、防災を知る」青教学舎を開催
【議案①】
自坊が震度七相当の災害に遭った時、教務としてどのような行動を取るのか。
また、発災前にどのような備えをしておくのか。
【議案②】
災害発生時のあなたの地域におけるNPO支援や復興支援について調べて発表。
ありがとうございます。
毎月のように各地で発生する自然災害に対し、宗門では今月“佛立防災アクションデー”と銘打ち、各寺院ができ得る防災対策を企画し実施することとなりました。それに先立ち青年教務会では、6月8日にZOOMを使用し前述の議案について3班に分かれグループディスカッションをさせていただきました。
当日は全国から18師が参加し、それぞれの被災体験や支援活動の体験などを交え、意見を述べ論じ合いました。災害の被害を最小限に抑える為には、自助・共助・公助それぞれが、災害対応力を高め、連携することが大切であるといわれています。
ご信心の上でも「自行若し満つれば必ず化他有り」〔開化要談用・扇全13巻409頁〕と教えていただくように、常日頃から菩薩行の実践を怠らず、慈悲心の高揚に努めなくてはなりません。
災害が発生する前に、自らの命を守る「自助」の意識を向上するために家族や寺内で話し合い、寺院の周辺地域や所属信徒に目を配る「共助」に移行するためには、備蓄品の確保や災害時の対応に関して準備をすることが大切なのです。
今後、青年教務会でも災害時に有効な連絡網の構築や、初動対応などを計画し、全国でお役に立つご奉公をさせていただく所存です。さぁ今月は“佛立防災アクションデー”皆で、行動を起こしましょう。
※語句説明
「自助」―家庭で日頃から災害に備えたり災害時には事前に避難するなど、自分自身を守ること
「共助」―地域やコミュニティといった周囲の人たちが協力して助け合うこと
「公助」―役場や消防、警察、自衛隊といった公的機関による救助活動や支援物資の提供など