ほんもんぶつりゅうしゅう
2024年01月18日
6支・照妙寺 講有巡教に併せ創立百周年慶讃法要・佛立第22世日慶上人御23回忌
第6支庁・照妙寺(住職・植田日事師)では、昨年11月19日に佛立第26世講有・髙須日良上人のご巡教をいただき、高祖会を奉修。併せて創立100周年慶讃法要と佛立第22世講有・当山第4世住職・日慶上人の御23回忌を雲一つない快晴のお計らいをいただく中、1座2部制により執行した。
 本年は高祖ご降誕800年結実の年に当たり、講有巡教までに5ヵ年誓願100戸を成就させていただこうと取り組んで来たが、コロナの影響もあり、ご奉公が中々前に進まずにいた。しかし本年度に入り、教講の異体同心によるご奉公の功徳で100戸を成就。続いて10戸の追加誓願を樹立し、それも成就。「ならば、もう10戸」とご巡教の3日前に合計120戸の教化を成就させていただき、御講有をお迎えした。
 当日は「創立100周年をお迎えして」と題したスライドを上映し、参詣者の感動を誘った。
 お看経に続いて、植田日事住職より「創立100周年を迎え、信心を清らかに、また堅固にして、お護りのいただける信心前を身につけるよう精進を重ねてゆく覚悟です」との挨拶があった。
 式典では、創立100周年を記念しての特別表彰が行われ、ご弘通ご奉公に顕著であった受賞者を代表して小髙みち子氏に表彰状と記念品が贈られた。また、照妙寺門末を代表して宗務総長・実在寺住職・新井日現師よりの祝辞、さらに本庁随伴・総務局管理部長・増井静明師から挨拶が述べられた。
 御講有は、御法門に先立って「100年に歴史の重みを味わいつつ、日慶上人はじめ、歴代御住職によるご奉公に対する恩を決して忘れることなく、報恩ご奉公に精進することが肝心」と激励くださった。
 また、御法門は、前段に「信行を大事とすればおまもりの ありて現世も無病息災」、後段では「信行を忘れて欲を楽しめば たのしみやがてくるしみとなる」との御教歌により「御宝前のお護り・ご利益を感得できるか、ご罰をいただくかの違い目は、信心修行を大事にすることができるか、欲に心を奪われるかによるのであるから、欲に溺れることなく信心を大事に修行に励むことが肝心」とお諭しくださった。
 最後に事務局長・石澤二三男氏より「この度120戸の教化を成就させていただけたことを励みに益々異体同心でご奉公に精進させていただきます」との挨拶があり、無事に一座の法要を終了。照妙寺の新たな希望が見えるような爽やかな法要であった。