ほんもんぶつりゅうしゅう
2016年03月20日
お助行を頂き余命半年のガン克服 —御礼の朝参詣から更に御利益いただく—
第4支庁 静岡・妙栄寺 細谷敏治さん
 
 
 ありがとうございます。平成21年5月頃、朝参詣で、お寺の階段を上ると息切れがして体調不良を感じ、伊東市民病院に行きました。内視鏡検査の結果、胃にガンが見つかり、更にCTとMRIの検査で、すでに肝臓とリンパにも転移しており、先生からは余命半年という思いもよらぬ厳しい宣告を受けました。その時「他の病院を紹介しますよ」と言われましたが、やはり家族とお寺の近くがいいという思いと、全てを御法様にお任せしようという思いで病院は変えませんでした。
 
 早速、お寺では御住職、奥様、ご信者さんの熱心なお助行が始まり、私も決定し、家族と一緒に百本祈願を始めました。手術の日も決まり、入院中はベッドの上で毎日小さな声でお寺に向かってお看経を上げました。また、手術当日も手術台の上で意識が薄れるまで、ひたすら御題目を唱え続けていました。手術は胃の5分の4、肝臓の一部とリンパの切除で、11時から夕方6時半の7時間半にも及ぶ長時間の手術でした。この時、お寺では手術中、7時間半と長い時間ずっとお看経を上げて下さったとの事で大変随喜しております。
 
 「細谷さん、無事手術が成功しましたよ」との先生の声で目を覚ましました。病室では、同じ病気で一人亡くなり、二人亡くなり・・・という中で、私もその一人になるのではないかと正直不安な日々でしたが、手術の成功、また4週間の予定だった入院も3週間で退院となり、この早い回復に先生も驚いていました。
 
 お寺では手術無事成功から、経過良好・無事退院・病即消滅のご祈願に切り替えてのお助行がずっと続いていました。本当に皆さんの力強いお助行で元気になり、その後も順調にきております。以前にも御法様に何回か助けていただいたのに、仕事の関係で熱海への転勤で8年も朝参詣やご奉公が二の次になっていたので、お叱りもご利益もいっぺんにいただきました。私はこの度、定年退職直後の大病だったので、これも御法様のお折伏と受け止め改良させていただかなければいけないと信心決定致しました。
 
 最初、退院の御礼のつもりで始めた朝夕のお看経と朝参詣でしたが、いつしか2年経ちました。今日まで休まず続けた朝参詣とできないながらも尊前のご奉公をさせていただいております。朝参詣は健康のバロメーター。今はお蔭様でガンの転移もなく、体調も回復し、元気で日々暮らしています。
 
 お寺は自分ひとりでお参詣すればいいというものではありません。是非、家族揃ってのお参詣をお勧めします。私の様に、必ず素晴らしいご利益がいただけます。これからも家族全員でご奉公に精進させていただきたいと思います。
 
 そして皆さん、少しでもこの有難いご信心のこと、今までいただいた多くのご利益の体験談等を話し合って、多少なりともご信心の有難さを感じていただけたらと願っております。
 
 御法様は試練に耐える者たちを見守って下さると思い、生涯、この有難いご信心におすがりして悔いのない一生を送りたいと思っております。ありがとうございました。