ほんもんぶつりゅうしゅう
2015年04月15日
「また御題目様に救われました」—鼻の手術で血が止まらなくなったが…—
第6支庁 千葉・易行寺 長田幸江さん(仮名)
 
 ありがとうございます。昨年の佛立新聞12月号で『爪の剥離』できれいに回復した事をお話いたしましたが、この度は蓄膿症の手術で御法様に助けられたお話をさせていただきます。
 
 去年・平成26年9月10日に鼻の手術のご利益をいただきました。以前から「歯が痛いな」と思いつつ放っておきました。次第に痛くなるので歯医者に行くと、痛みは鼻の方からではないかというので紹介状を書いてもらい慈恵医大の耳鼻咽喉科に行きました。診察の結果、副鼻腔炎(蓄膿症)といわれ、早速、手術の手続きをし、入院しました。
 
 手術はしたのですが、出血があり、看護士さんは「術後の出血は当たり前」のように言われ「仕方ないわね」と言われました。しかし1時間たっても、2時間たっても鼻血が止まらず、ナースコールをあまり何回も押すので、看護士さんもうんざり顔になっていました。「一度、先生に聞いてもらえませんか」と言いました。先生が来たのですが「それ位はしょうがないね」と言って先生も帰ってしまいました。
 
 午後2時頃に手術したのに、夜中3時になっても出血がひどく、そのうちにティッシュペーパーの箱も使い果し、ティッシュで抑えている指の間から、血が流れてくるようになってきました。自分でも「これは普通じゃない」と思い、ナースコールを押して「こわいよー、早く先生を呼んできて!」と言いました。先生が来てくれて「処置しましょう」と処置室に運ばれ、先生が「気分が悪くないですか?」と言われたのが遠くに聞えました。「○○さん!○○さん!」と肩を叩かれ、目を開けると看護士さんが「だめだ! 血圧が計れない! 輸血をするか!」などと言う声が聞えました。その時、主人がいつも言っている「南無妙法蓮華経と言えば大丈夫なんだから!」という言葉を思い出し、御題目を唱えると大丈夫だという気持ちになりました。すると看護士さんが「○○さん、血圧が上ってきたから、もう大丈夫ですよ」という声が聞えてきました。「ああ、やっぱり御法様だ」と思って…。後のことはよく覚えていませんが、次の日に先生から「血管が1本切れていて100人に2人位そういう事があります」と聞かされ、びっくりしました。
 
 「これはやっぱりご利益だなあ」とつくづく実感しました。普段、何気ない会話の中でも、ご信心の話をしていたから、いざという時には『御題目』ということが頭の中に入っていたのだなと御法様に感謝申し上げます。いろいろ、罪障の深い私ですが、まだ仏様は見放されていないのだ