ほんもんぶつりゅうしゅう
2019年02月01日
このよろこびをあなたとともに  寒夏期参詣57年連続参詣を成就 30年前と昨年の突然の危機を乗り越えて 第2支庁浄風寺 山本正義
昨年8月5日、平成30年度の夏期参詣も無事に終わりました。私は、これで57年間、1日も休まずに寒修行・夏期参詣を続けることができました。これも御法さまのお陰に他なりません。と申しますのも、とてもお参りできないのでは、といった状況に陥ったことがあるからです。
それは30年前の6月はじめのことでした。私は仕事中に突然、「脳出血」で倒れてしまったのです。救急車で花園病院へ搬送、到着するなりICUへ。すぐに24時間の点滴がはじまりました。それが7日間続きました。
有り難いことに、入院当日から連日にわたり、先々住・増田日学上人はじめ、ご内室・順子奥様やたくさんのご信者さまからお助行をいただきました。お陰様で大きなご利益を頂戴しました。
まず点滴が早かったので、頭を切らずに済みました。また、普通なら右半身不随のところ、7日目にしてベッドから降りて両足で立って歩くことができました。医者も驚くほどの回復ぶりでした。
1ヵ月以上が経ち、38日目で無事に退院することができました。その日が何と夏期参詣が始まる前日だったのです。お陰でその年も1日も休むことなく参詣させていただくことができました。
そのため、57年間途切れることなくお参りができたのです。この30年前の出来事が最大のピンチだったのですが、実は今年も大きなご利益をいただきました。
夏期参詣が始まる前日の、7月16日のことです。出先から帰る最中、突然お腹に激痛が走ったのです。少し休んでから帰宅しましたが、なんとか持ちこたえたので、17日から夏期参詣にお参りしておりました。
しかし、21日の真夜中に再び激痛が走り、救急車で東大阪医療センターへ運ばれました。その時は痛み止めをもらって帰ったのですが、23日、仕事中にまた激しい痛みに襲われました。今度は近所の医者で痛み止めを10日分出してもらいました。
翌日、東大阪医療センターで詳しく診てもらいました。すると「尿管結石」で石がたくさん溜まっているとのことでした。
8月1日に入院して処置をしていただき、25個もの石を取り除いていただきました。翌朝に無理を言って退院させていただき、日中の参詣ですが、お寺にお参りすることができました。
このようにして綱渡りでしたが、なんとか皆参できました。このことを御法さまからのお折伏と肝に銘じて、これからは信心を改良し、なお一層参詣ご奉公に励ませていただきたいと思います。
そして50周年記念法要のご奉公を成就し、さらには、寒修行・夏期参詣、60年、70年連続皆参を目指して頑張りたいと思います。
 
住職より
山本政義さんは御法門前に体験談を発表いただきました。寒夏期参詣皆参連続57年の信行体験談ですので、創立五十周年に相応しいと思い、山本さんに発表いただきました。
山本さんは現在、顧問・事務局次長です。以前に事務局長を2期以上勤められました。現局長の山本章子さんの旦那さんです。まさに浄風寺を代表する信心一家です。