ほんもんぶつりゅうしゅう
2019年03月01日
ありえないお計らいをいただく 手術中に見た立派に成長した息子の姿 第7支庁妙護寺 丹野俊裕
ありがとうございます。                      
昨年7月27日、冠動脈バイパス手術の際は、皆さまのお助行をいただき、おかげさまで術後2週間後の8月10日に無事退院する事ができました。
またご奉公させていただける身体になりました。この度、入院から手術に至るまで、多くの「あり得ないお計らい」をいただきました。                                
第1に執刀医が「天皇陛下を執刀された順天堂医院院長の天野先生」でした。手術に不安を覚えていた時期だったので、そのお話をいただいた時は「あり得ないお計らい」とただただ嬉しさがこみ上げてきました。                                                                           
後で家内に聞いたところ、その時、我が家では地区御講とお助行をいただいていた時だと知らされました。さらに偶然にも、長女が旅行の為に休暇をいただいていた時期が、ちょうど手術の日程と重なり、旅行をキャンセルして手術に付き添ってくれました。                                                  
また、手術中に不思議な夢をみました。それは昭和62年4月8日に亡くした水子(生まれていれば長男)が立派に成人し、私を白い綺麗なカーテンで仕切られた中に黒枠の立派な椅子が並んでいる荘厳な御宝前の方に引っ張っていくのです。
「息子は私と一緒にいたいのかなあ」と思い、おもむくままにしていたら突然、目の前が真っ暗になり息子と一緒に行ったと思いました。麻酔から覚めると意識はハッキリしており、頭の中には夢の中の出来事が鮮明に思い出され、家内と娘に夢の中の出来事を話しました。
御法様から「ママと妹達が悲しむからパパは返してやりなさい」「お前は私のそばにいなさい」と御法様のお計らいを直感しました。    
末筆になりましたが、私の入院を案じて再三お助行に来ていただいた御住職(近藤泉国師)が、直後より帯状疱疹にて体調を崩され開導会にも出座できない程だったと伺いました。また御快復も私の退院の頃と伺い、同時期だったことを思うと「申し訳ない気持ち」でいっぱいです。                                                 
突然の入院、手術…
まさか、自分にそのようなことが… と思っても見ないことが起きました。これまでも、多くのお計らいをいただきました。
この度もまた、お計らいをいただきました。                             
本当に有り難い気持ちいっぱいです。これからも、ご奉公に精進させていただきます。ありがとうございました。
 
 担当講師より
 丹野さんは信行相続3代目で、毎朝ご夫婦でお寺参詣に励まれております。一級建築士の技能を活かされ寺内の管理ご奉公や境内の清掃、雪かきなど、自ら率先垂範され、陰徳を積まれています。
 奥さんの美津江さんも寺内の受け付けや事務、教区のご奉公に励まれ、ご夫婦のご奉公に大変随喜させていただいております。
 手術後、経過も驚くほど順調で、すぐにご奉公にも復帰されました。