ほんもんぶつりゅうしゅう
2014年01月29日
朝参詣の功徳で腸の腫瘍を流していただく
第9支庁・松風寺 加山慶一(仮名)
 
ありがとうございます。
 
 平成14年3月10日の真夜中のことでした。私は突如、吐血しました。よく見ると、吐いた血のなかに、握りこぶしほどの塊がありました。私はビックリして、翌朝、国立病院を訪ね、診察を受けました。私は先生に、昨日は家内の母親の四十九日の法要があり、葬儀以来のストレスがいっぺんに発散したため、出血したのだろうかと尋ねましたが、先生は「医学上、そのようなことはありえません。胃からの出血が考えられますので、とりあえず胃カメラで診てみましょう」言われ、カメラを飲みました。検査の結果は胃に異常はなく、多量の出血だったため、貧血の検査もしましたが、そちらも全然異常は見られませんでした。そこで翌日、内視鏡検査をすることになりました。
 
 内視鏡の検査はたいへんでした。最初に2リットルの下剤を2時間で飲むように言われました。少し驚きましたが、生ビールなら簡単に飲めると思いなおし、なんとか飲むことができました。実際に内視鏡を入れて検査をするときも、私は14年前に腹膜の手術をしたのですが、そのあとが癒着していて、先生も苦労されたようでした。検査の結果は、出血の痕らしいところはあるものの、異常があるというほどでもなく、先生はしきりと「不思議ですね」とおっしゃっていました。
 
 その後、3ヵ月後に再検査をしたときも異常はなく、この3月も再び内視鏡で検査をしましたが、それもまったく異常なしとの検査報告をいただくことができました。ただ、検査の結果は異常なしでしたが、確かに昨年の3月10日の晩、大量の血を吐いた中に、大きな肉のかたまりはありました。私は、悪性の腫瘍を、きっと御法さまが洗い流してくださったのだと思っています。
 
 私の家は、以前水泥町にあり、お寺参詣も楽ではなかったのですが、道後公園の隣りに住む家内の母と同居するようになって、毎日の朝参詣はもちろん、いろいろな御奉公のお手伝いも、身近にさせていただけるようになり、日々功徳を積ませていただく喜びを感じられるようになりました。毎朝の御法門聴聞で、ご信心の方も随分改良させていただき、以前の私とは違った気持ちで御奉公させていただけるようにもなったと思っております。そんな私に対して、今回は御法さまが御利益をくださったのだと、私はつくづく、その有り難さを感じているのです。
 
 職場の同僚に、「朝参詣をすると、こんな御利益があるのだよ」と話をするのですが、なかなか信じてもらえないのが口惜しいです。しかし、人様を助ける本門佛立宗の教えの通り、私が腹を切らずに助けていただいたのは事実です。これからも朝参詣をはじめ様々な御奉公の中で功徳を積ませていただき、この有り難いご信心を一人でも多くの人に知っていただけるよう、励ませていただきたいと思っております。ありがとうございました。
 
(平成15年4月6日発表)