ほんもんぶつりゅうしゅう
2017年09月01日
信行体験談 急性肺炎発症で九死に一生を得る もう一度ご奉公と今後の精進を誓う                     第五支庁 清流寺  西垣 幹雄

 ありがとうございます。

八王子清流寺でご奉公をさせていただいております西垣幹雄と申します。これまでにも、人生の節目と言える時には、必ずと言ってよいほどご利益をいただいてきました。その中でも、命に関わる大きなご利益をいただいた体験談をご披露させていただきます。

 昨平成28年8月上旬、体調のすぐれない日が続いていましたが、妻と神奈川県厚木の温泉に一泊2日の旅行に出かけました。私は大きな露天風呂につかり、ゆったりと過ごしました。

 自宅に戻って、2~3日後から咳が出始め、何日か続きました。8月20日の夜、体に力が入らなくなり、歩けないほどになりました。自宅近くの大学附属病院まで、なんとか自力で歩いて行き、夜間の救急外来で診察を受けました。 CTやレントゲンを撮った結果、重症の肺炎という診断で、すぐ入院ということになりました。

私のレントゲン写真を見た当直の医師数人が、「このようなすごい状態は見たことがない」と言っている声が聞こえてきました。私はもう命は助からないのではないかと一瞬思いましたが、その直後には心の中で御題目をお唱えしていました。

その後、体温が40度くらいのまま、救急病棟で点滴を受けながら、朝まで一睡もできないで時間が過ぎていきました。

 朝、主治医が決まり、診断の結果、肺に溜まっている水を抜く必要があるということで、すぐに手術を行いましたが、麻酔はほとんど効かない状態で、激痛の中、無事終了しました。その間もずっと、御題目をお唱えさせていただきました。

その後も、酸素マスクでの呼吸が改善されなければ、気管に管を入れ、かなり大がかりな治療が必要になると言われました。幸い酸素マスクの効果があり、呼吸が少しずつ改善され、体温も38度くらいまで下がりました。

 肺の水を抜くという判断を主治医がしたことで状況は大きく改善され、数日で救急病棟から集中治療室に移ることができました。病室での一日はとても長いのですが、朝夕には15分ずつ御題目をお唱えして「もう一度、ご奉公をさせていただきたい」と強く思う日が続きました。

 入院した8月20日は、私の64歳の誕生日でした。それから約1ヵ月後の9月13日に退院することができました。お祖師さまのご命日の13日に退院させていただけたことも、偶然ではないと思っています。

退院の際、主治医から入院した時の肺炎の数値からすれば、ほとんどの人が命を落としていたという話を聞き、いただいたご利益の大きさを身にしみて感じました。(CRPという数値で、基準値は0.3以下で20くらいまでいくと重症とのことですが、私は40でした。基準値の130倍でした)

その後2ヵ月間の自宅療養のあと、無事仕事にも復帰することができました。現在も、定期的に通院はしていますが、経過は良好です。

 もう一度、ご奉公をさせていただける機会を与えてくださった御法様のお慈悲を忘れず、日々精進努力していきたいと思います。

ありがとうございます。

     合掌